名古屋市は30日、同日にパロマ瑞穂スタジアムで行われたJ1百年構想リーグプレーオフラウンド第1戦の名古屋グランパス対FC町田ゼルビアの試合前、上層スタンド最前列部分下部に剥離したコンクリート片が確認されたことを報告した。安全措置などをとった上で予定通り試合は行われ、2-2で終了した。

 市の発表によれば、午後2時のキックオフを控えていた同日の午前8時10分ごろ、警備員が3階コンコース東側の床に横約12cm、縦約8cm、厚さ約1.5cmの剥離したコンクリート片を発見した。当該箇所の立入禁止措置や防護ネットを張る安全措置を取ったほか、建設した株式会社竹中工務店により「当該剥離箇所と同じ構造である上層スタンド最前列部分下部について目視・打音確認を行い、安全を担保すべき箇所について全て立入禁止措置や防護ネットを張る安全措置」を取ったとしている。

 負傷者はおらず、市は「原因は現在調査中」と発表。9月に控えているアジア大会やアジアパラ大会までに立入禁止措置の解除をできるようにするとしている。

 J1クラブの名古屋は「名古屋グランパスとしては、事象の発生からご来場者の安全担保について協議を行い、スタジアムの指定管理者である株式会社瑞穂LOOP-PFIが上記の措置を行うことによって安全が確保されることを確認いただいたため、予定通り本日午後2時キックオフのホームゲームを開催いたしました」と説明し、「名古屋グランパスはこれからも安心安全なスタジアム運営に努めてまいります」と伝えている。

 同スタジアムは改修工事を経た今年4月、こけら落としとなるJ1リーグ戦が開催されていた。