決済サービス大手として知られるStripeが、ライバルにあたるPayPalの一部事業または全事業の買収を検討していると、経済紙・ブルームバーグが報じています。

Stripe Considers Acquisition of All or Parts of PayPal (PYPL) - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-02-24/payments-processor-stripe-expresses-interest-in-paypal

PayPal pops nearly 7% on report Stripe is weighing an acquisition

https://www.cnbc.com/2026/02/24/paypal-stock-stripe-acquisition-report.html

ストライプ、ペイパルの買収か一部事業取得検討か=ブルームバーグ | ロイター

https://jp.reuters.com/markets/japan/L2BVTONGHBLVJJQSMBJYNL5BMI-2026-02-25/

ブルームバーグは関係者の情報として、StripeによるPayPal買収の検討を報じました。Stripeは非上場企業で、企業価値は1590億ドル(約24兆7600億円)と見積もられています。2025年度の年次報告書によれば、ビジネス規模は1兆9000億ドル(約300兆円)に達します。

Stripe publishes 2025 annual letter and announces tender offer to provide liquidity to current and former employees

https://stripe.com/jp/newsroom/news/stripe-2025-update



一方のPayPalは、著名起業家であるピーター・ティール氏の「コンフィニティ」が開始した決済サービスで、コンフィニティとイーロン・マスク氏率いるX.comが2000年に合併したあとは会社名も「PayPal Inc.」となりました。

コロナ禍を商機としてオンライン取引活性化の恩恵にあずかったものの、以後は決済業界の成長鈍化の影響を受けて苦戦しており、2025年は企業価値が3分の1に減少。経営再建策も奏功せず、2026年2月にアレックス・クリスCEOが退任しています。

今回の買収検討報道を受けて、PayPalの株価は7%近く上昇して取引を終えたとのこと。

両社ともに買収の件についてのコメントは発表していません。

なお、Stripeの共同創業者であるジョン・コリソン社長はCNBCに対し、現行製品や事業の成長の妨げになるとして、IPOの予定は当面ないと語っています。