河野太郎氏

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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。自民党総裁選で“惨敗”に終わった河野太郎氏について「親分の麻生さんからはしご外されて、相当ショック受けてるみたい」と話した。

 番組では、この日午後に開かれる衆院本会議の首相指名選挙を経て発足する石破新内閣の閣僚人事の顔ぶれについて特集。総裁選を戦った8人のうち、林芳正氏、加藤勝信氏が入閣し、小泉進次郎氏は選対委員長に就任。高市早苗、小林鷹之の両氏は党役員の打診を固辞した一方、上川陽子、河野太郎、茂木敏充の3氏に関しては重要ポストからは外れた。

 玉川氏は、前回21年総裁選では岸田首相と接戦を演じながらも、今回は議員票22、党員票2の計30票で9人中8位に敗れた河野氏について言及。「河野さんは国民的な人気が高かった人なんですよね。前回の総裁選のときにはあれだけ票が入ったわけですから。だけどマイナ保険証ではつまずいたって言っていいと思うんですけど」とマイナカードによる保険証廃止の強行が影響したと説明。続けて「さらにはなぜ派閥出ないでやったんだという部分なんですよね」と麻生派にとどまった状態で総裁選へ出馬したことも敗因では、と分析した。

 「それでも派閥でそのまま出るんだっていうことを選んだのがあるにもかかわらず、最後に親分の麻生さんからはしご外されたわけですよね。僕聞いてる話では、それに関しては相当ショック受けてるみたいですよ。最終的に外されたというのは」と、麻生派が当初、河野氏支持を打ち出しながら、高市氏に乗り換えたことに河野氏にとって衝撃的だったと明かした。

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏も「推薦人20人は超えてたんですけども、得票結果は23票ぐらいだっただったんですね、22票か。そこから引きはがされた部分が高市さんに回った可能性が高くて。そういう意味じゃ、河野さんにとっては寂しい思いをされているんだろうと思いますね」と同情した。

 玉川氏は「だから、河野さんは相当これから復活は難しいんじゃないかと思いますね」と今後の再起を危ぶんだ。