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　次期首相に就任する自民党の石破茂総裁（67）が30日、会見を開き、10月9日に衆院を解散し、衆院選を27日に投開票すると明らかにした。

　会見では「できるだけ早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば10月27日に解散総選挙を行いたい」と述べた。派閥裏金事件の逆風を踏まえ、新政権の浮揚効果が見込めるうちに衆院選に臨んだ方が得策と判断した。

　理由を問われると「理由として何なのだと。選挙管理委員会の選挙準備の観点からと申し上げます。それ以外に理由がございません」と話すにとどめた。

　27日の新総裁選出後の会見では、解散時期について「国民の皆さんでご判断いただく材料はきちんと提供します」とした上で、「内閣支持率が高いうちに総選挙をした方が、我が党の議席もたくさん得られるし、同志の方々の議席も確保できる。与党総裁として、それも考えないといけない。とにかく国民に向かって不誠実な態度だけは取らない」と述べていた。この日は「国民に判断いただける材料を整える努力は続けていく」と話した。