テニス、BNPパリバ・オープン、男子シングルス4回戦。リターンを打つカルロス・アルカラス(2024年3月12日撮影)。(c)Clive Brunskill/Getty Images/AFP

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【AFP=時事】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)は12日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6‐3、6‐3でファビアン・マロジャン(Fabian Marozsan、ハンガリー)を下し、準々決勝進出を決めた。

 前回王者のアルカラスは、昨年のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2023)での唯一の直接対決で敗れていた世界ランク58位のマロジャンにリベンジを果たした。

 第1セットで2度のブレークを奪うと、第2セットでも1ブレークアップとし、24本のウイナーをたたき込んで1時間15分で試合に蹴りをつけた。米インディアンウェルズ(Indian Wells)での連勝を9に伸ばしたアルカラスは、マスターズ1000(ATP Masters 1000)のマッチ通算50勝目を挙げている。

 第3シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は第16シードのベン・シェルトン(Ben Shelton、米国)に7‐6(7‐4)、6‐1で快勝。これで昨年末から続くマッチ連勝を18に伸ばしたシナーは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)、ABNアムロ・オープン(ABN AMRO Open 2024)に続く今季三つ目のタイトル獲得へあと3勝に迫った。

 次戦はイジー・レヘチカ(Jiri Lehecka、チェコ)と相まみえるシナーは、準決勝ではアルカラスと対戦する可能性がある。

 また、第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、第10シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)との2時間45分を越える戦いを5‐7、6‐2、6‐3で制し、アルカラスと対戦する準々決勝に駒を進めている。

 一方、第11シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は2‐6、4‐6で第32シードのレヘチカに完敗を喫し、自身2度目の8強入りを逃した。

 今季はここまで調子の上がらないチチパスは、2021年大会で準々決勝に進出したものの、それ以降は同様の成績を収められていない。

 若手のレヘチカは3回戦で第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を下しており、2戦連続の番狂わせを演じている。

【翻訳編集】AFPBB News

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