新型N-BOXが「変わっていない」ように見える…その秘密は伝統の“比率”にあった!
「“変わらない” だけだと進化は止まってしまいますので、“N-BOXらしさとは何だったっけ?”というのをみんなで議論しながらデザインを進めてきました。今回、ボディが基本的には一緒(剛性強化で改良を加えつつもボディの基本骨格は共通)というのはあるのですが、N-BOXらしく見える、イコールお客様に安心を感じていただけるというところがあると思いますので、そこを大事にやってきましたね。
例えば(真横から見た時の)ガラスとボディの比率ですとか、ワイドに見える足回りによる安心感とか。N-BOXがこの比率を大事にしてきているのは、ミニバンと隣り合ったときに負けないというか、ミニバンと同じような比率にしているのです。“ミニバンのように安心感のある比率って何だろう”ってみんなで絵を描いてクレイモデルを造ってやっていった結果がこの比率になっていると思います。それも初代N-BOXからずっと引き継いでいるものになっています。
初代が出始めたころのこのクラスの他社さんのクルマは、恐らくボディに対してキャビンが大きく見えたりしていたと思いますが、そんななかでN-BOXはミニバンのように見えてしっかりとした立派なボディ、安心感ある感覚を持っている点がN-BOX独自の世界観を築けたところかなと思って、それをずっと大事にしています。ですので、逆に言いますとそこを変更する必要がなかったという捉え方をしながらデザインをしてきました」
新型N-BOXが変わらないように見えるというのは、ボディの基本骨格が先代(2代目)と新型(3代目)で共通で、フロントガラス、4枚のドアガラスも先代と新型で同じ形状であるという点はもちろんある。だが、初代から続く“秘伝”のガラスとボディの比率を引き継いだことも大きな要因となっているといえるだろう。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
