PSGムバッペの65m独走弾をFIFAも称賛【写真:AP】

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フランス杯準決勝リヨン戦でハットトリック達成 なかでも2点目は圧巻の個人技弾

 パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間4日のクープ・ドゥ・フランス(フランス杯)でリヨンを5-1で下し、6年連続の決勝進出を果たした。

 フランス代表FWキリアン・ムバッペはハットトリックを達成したが、なかでも自陣から約65メートルを独走してのゴールが海外メディアから称賛されている。

 先制を許したPSGは前半14分にムバッペの同点弾で追いつくと後半にゴールラッシュ。PKのネイマールを含め、スペイン代表MFパブロ・サラビア、ムバッペが追加点を奪い、5-1で強豪リヨンを撃破した。

 21歳のムバッペはハットトリックで格の違いを見せつけたが、特にアンストッパブルだったのが後半25分の自身2点目の場面だ。自陣で相手のパスをカットすると、シザースフェイントから一気に加速して相手MFブルーノ・ギマランイスを置き去りに。そのままダイナミックなドリブルで駆け上がり、ペナルティーエリア手前で華麗な切り返しを仕掛けて相手DFマルセロを翻弄。リヨンGKアンソニー・ロペスが飛び出してくるなかで冷静にニアサイドをぶちぬき、鮮やかにゴールネットを揺らした。

 英メディア「スポーツ・バイブル」は、「ムバッペが自陣からとんでもない70ヤード(約64メートル)のソロゴール」と見出しを打ち、「ムバッペはハイライトリールにもう一つのセンセーショナルなゴールを加えた。自陣でボールを奪い返し、すぐにディフェンダーを抜いた後、規格外のスピードで相手のペナルティーエリアへ走り、力強くフィニッシュした」と称賛した。またFIFAワールドカップ公式ツイッターも、「ムバッペはムバッぺらしいことをやってのけた。このゴールは少し特別なものだ」と伝えている。

 一度加速してしまったムバッペを止めるのは不可能だと印象付けるような圧倒的なゴールだった。(Football ZONE web編集部)