人気漫画「よつばと!」に登場するキャラクター「ダンボー」。段ボールのロボットのような愛くるしい見た目が特徴的だ。

実はこのダンボーが、まさかのコラボを果たしていた。その相手は、日本のコンドーム産業を牽引する、オカモト(東京・文京区)だ。


オカモトコンドーム(ダンボーver.)(画像はオカモト提供)

一見すると、この箱の中にコンドームが入っているとは想像できない。見た目も可愛く、おもわず手に取ってみようという気になる。

しかし思わぬ人物がコンドームを手に取ってしまったという投稿が、ツイッター上で大きく拡散され脚光を浴びる形となった。

こちらは、ツイッターユーザーのアシオミマサト(@ashiomi_masato)さんが2019年9月9日に投稿したツイートだ。

薬局で投稿者の娘さんが「見て見てー!ダンボー!!」と何かを持ってきた。手にしていたのは確かに「ダンボー」だが......。それは紛れもなくコンドームだった。投稿のリプライ欄には、

といったコメントが。そのほか、ダンボーがコンドームになっていたことを初めて知り、驚きを隠せないユーザーもいた。

確かに、なぜコラボしたのだろうか。Jタウンネットは販売元のオカモトに聞いてみた。

担当者「手に取りやすいコンドーム」

オカモトの公式サイトをみると、2017年7月7日からAmazonで販売開始していたことがわかる。なんと2年以上前から愛用されているコンドームだったのだ。名前は「オカモトコンドーム(ダンボーver.)」。

公式サイトには、コラボ理由として「性感染症が20代を中心に増加傾向にある」という背景の元、「性感染症や望まない妊娠を防ぐために親しみやすい商品づくりを目指し、人気のあるキャラクター『ダンボー』とのコラボレーション」に至ったとある。

もうすこし詳しくコラボの理由を聞けないだろうか。取材したところ、オカモト担当者から11日に回答があった。

「モバイルバッテリーなどで若者たちの支持も厚く、手に取りやすい親しみやすいコンドームを作れると考え製品化に至りました」

確かに親しみやすさ抜群のデザインである。


正面からみる「オカモトコンドーム(ダンボーver.)」(画像はオカモト提供)

そして可愛いらしさもある。実はオカモトは「リラックマ」ともコラボしている。もしやこれらのコンドームには、女性がためらいなく使用できるような目線が含まれているのだろうか。

「当社のリラックマコンドームやベネトン(イタリアのアパレルブランドで、コンビニ限定パッケージ)、ラブドーム(従来製品よりも4倍潤滑油が含まれている)などは、女性を含む、羞恥心からコンドームを手にしづらいという方に大変ご好評をいただいています。
特に女性が購入するということが日本ではまだまだハードルも高いため、『コンドーム着用率のアップ』を目指す当社としてはその部分も視野に入れてこれらのパッケージデザインを採用しています」

装着する側のみならず、女性が購入しやすいデザインも意識しているという。


オカモトといえば厚さ0.01ミリだが、ダンボーのモデルは、オカモト標準サイズ0.04〜0.06ミリで管理しているという。触り心地も標準仕様(画像はオカモト提供)。

「ユーザーからも従来のものよりも手に取りやすいというご評価をいただいており、コンドーム着用率のアップに少なからず貢献できていると考えています。この10月からは第二弾として『オカモトコンドーム(ニャンボーver.)』も発売し、購入に対するハードルを下げることで更なる使用の促進を訴えてまいります」

なるほど、「手に取りやすさ」はコンドーム産業において、大切なことなのだ。そしてサラッと第二弾が予定されていることを明かしてくれた。およそ2年ぶり、今年10月に新バージョンが発売される予定とのこと。


「オカモトコンドーム(ニャンボーver.)」パッケージ正面(画像はオカモト提供)

「ダンボー」が猫風にアレンジされ「ニャンボー」である。2016年には「にゃんぼー!」(Eテレ)というタイトルでアニメ化。トラ猫や三毛猫がモチーフとなっている。


左は子トラの女の子。右は三毛猫の男の子。個包装である(画像はオカモト提供)

さらに可愛くなったコンドーム。オカモトが目指す「コンドーム着用率のアップ」の本気度が伝わってくる。手に取りやすいこと間違いなしだ...!