日本人はマナーが良いと言われているものの、タイ王室の保養地でもある有名リゾート地で、日本人グループが泥酔して全裸となり問題になったニュースは記憶に新しい。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人はマナーが良いと言われているものの、タイ王室の保養地でもある有名リゾート地で、日本人グループが泥酔して全裸となり問題になったニュースは記憶に新しい。

 そんななか、中国メディアの網易はこのほど、「日本人は本当に民度が高いのか」と疑問を投げかけ、日本人は決して民度が高いわけではないと主張する記事を掲載した。

 記事は、「民度の最も高い民族は日本人ではない」と主張し、複数の要素を根拠として列挙している。1つ目は責任を負いたがらない性質だ。2020年の東京五輪のメインスタジアムとなる新国立競技場の設計で、聖火台の設置が考慮されていなかった問題が発覚した後、各所で責任のなすりつけ合いが始まったと指摘し、「ボールの蹴り合いが上手くて笑ってしまう」と皮肉った。

 2つ目として、日本人は人情味に欠けると指摘。よく言われる日本人の秩序正しさは、日本人のクールさを示しており、「日本では近所の人に、結婚したの?いくら稼いでいるの?家を買った?」など、中国で必ず聞かれる質問は日本ではまずと聞かれないとした。なぜこれが民度と関係があるのか、理解に苦しむ主張だ。

 3つ目は、学校でのいじめ問題だ。日本では学校でも職場でもいじめ問題が起きており、日本人はいじめの対照を自殺に追い込むことさえあると指摘した。4つ目は援助交際の多さを指摘しているが、国連の特別報告者の発言した13%が援助交際の経験があるという数字を引用している。同数字については国連側は根拠のない数字だとして謝罪しており、信憑性に欠けるものだ。

 記事が5つ目に挙げたのは集団主義だ。個人よりも集団の利益を優先する日本人は、とても保守的だが集団になると極端な行動に走ると主張。日本では各地で花見の後に放置されたゴミが大きな問題となり、一部の日本人にマナー違反があるのは否定できない事実だが、中国人のマナー違反は日本人と比較にならないほどの規模であるのもまた事実と言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)