モナコFWラダメル・ファルカオが30日、ツイッターで「夢が現実になる。万歳マドリー」とコメントした。英語にも訳されている。その３分後、ツイートは削除された。

謎は残る。先日もトリノMFアレッシオ・チェルチのツイッターで、アトレティコ・マドリー移籍が決まったかのようなツイートが投稿・削除されたが、チェルチは「プレステで遊んでいた。誰かが僕のアカウントに侵入したんだ」と話している。

ファルカオのケースも同じなのだろうか。つまり、ツイッターがハッキングされたのか、それともレアル・マドリーへの移籍をファルカオが事前に明かしてしまったのだろうか。実際、ファルカオはその後、「ツイートの件を否定しなければいけない。僕は書いていないし、あれはフェイクだ」とコメントしている。

確実なのは、ファルカオ周辺が騒がしいということだ。同選手にはユヴェントスが関心を寄せている。だが、ジュゼッペ・マロッタ代表取締役は先日、「可能性はないと思う。彼は我々に対する称賛を表してくれ、我々はそれをうれしく思っているが、モナコから移籍するなら、彼は大金で欧州のビッグクラブに行くと思う」とコメントしていた。

ファルカオについては、マンチェスター・シティも様子をうかがっていた。だが、夜になってユヴェントスに朗報が届いている。マンＣとモナコの交渉は破談に終わったようだ。また、それによってレアル移籍への道が開けたわけでもない。レアルはマンチェスター・ユナイテッド退団が騒がれているFWハビエル・エルナンデスの獲得に集中するようだ。ユヴェントスは再び希望を抱いている。

なお、モナコは30日にリールと１−１で引き分けているが、ファルカオはスタンド観戦となった。