破壊力の満点のパウンド&エルボーでジョー・ローゾンを下したケニー・フロリアン

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現地時間2日(水)にコロラド州ブルームフィールド・イベントセンターにて『UFCファイトナイト13』が開催された。ずらり並んだ全12試合では、いずれもインパクトの強いフィニッシュや短期決着が多く、集まった6,700人のファンを大いに熱狂させた。

とりわけ、メインイベントで行われたケニー・フロリアン×ジョー・ローゾンの一戦は本大会ベストマッチとなり、1Rから激しく攻守が入れ替わるノンストップバトルは、ラウンドインターバルになっても歓声と拍手が鳴り止むことはなかった。試合は、2Rに持てる力を注ぎ込み、圧倒的な攻撃力で押し切ったフロリアンの勝利。フロリアンは、ライト級王座挑戦に大きく前進する格好となった。

また、ウェルター級王座挑戦を視野に入れ、取りこぼしの許されない戦い、チアゴ・アウベス×カロ・パリシャンの一戦は、アウベスが一瞬のチャンスを逃さず、ヒザ蹴りからパウンドで勝利。こちらも、同階級トップの地位を確定する勝利を手にした。

他にも、グレイ・メイナードとフランク・エドガーによる接戦や、ネイト・ディアズの大逆転勝利、ジェームス・アーヴィンのUFC最短KO勝利にマーカス・アウレリオの絶妙腕十字と見所満載となった本大会。日本人選手や、いわゆる“PRIDE系著名外国人選手”の出場はなく、日本の格闘技ファンにとっては馴染みの少ない大会となるのかもしれないが、外れマッチアップはなく全ての試合がサバイバルマッチとなった、まさにUFCの日常、北米MMA界の現実を象徴する、そんな内容が繰り広げられた。

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UFC Fight Night13 全試合結果


第12試合 ライト級/5分3R
○ケニー・フロリアン
(アメリカ)
2R3分28秒
TKO
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ジョー・ローゾン×
(アメリカ)
第11試合 ライト級/5分3R
○グレイ・メイナード
(アメリカ)
3R終了
判定
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フランク・エドガー×
(アメリカ)
第10試合 ウェルター級/5分3R
○チアゴ・アウベス
(ブラジル)
2R34秒
TKO
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カロ・パリシャン×
(アルメニア)
第9試合 ライトヘビー級/5分3R
○マット・ハミル
(アメリカ)
2R1分25秒
TKO
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ティム・ボーテッシュ×
(アメリカ)
第8試合 ライト級/5分3R
×カート・ペルグリーノ
(アメリカ)
2R3分6秒
三角絞め
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ネイト・ディアズ○
(アメリカ)
第7試合 ライトヘビー級/5分3R
○ジェームス・アーヴィン
(アメリカ)
1R8秒
KO
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ヒューストン・アレキサンダー×
(アメリカ)
第6試合 ライト級/5分3R
○ジョシュ・ニアー
(アメリカ)
3R終了
判定
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ディン・トーマス×
(アメリカ)
第5試合 ライト級/5分3R
×ライアン・ロバーツ
(アメリカ)
1R16秒
腕ひしぎ十字固め
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マーカス・アウレリオ○
(ブラジル)
第4試合 ライト級/5分3R
×ジェフ・コックス
(アメリカ)
1R1分21秒
フロントチョーク
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マニー・ガンバーリャン○
(アルメニア)
第3試合 ライト級/5分3R
○クレイ・グイダ
(アメリカ)
1R4分15秒
TKO
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サミー・スキアボ×
(フランス)
第2試合 ウェルター級/5分3R
×ローマン・ミティチアン
(アルメニア)
2R2分24秒
TKO
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ジョージ・ソティロパロス○
(オーストラリア)
第1試合 ウェルター級/5分3R
○アンソニー・ジョンソン
(アメリカ)
1R51秒
KO
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トミー・スピアー×
(アメリカ)