モチズキヒデオ氏が自身のYouTubeチャンネルで「【早期退職】辞めたい時ほど危ない脳の罠」を公開している。動画では、早期退職を検討する際に陥りやすい「確証バイアス」の危険性について語り、人生の大きな決断を下す前の冷静な判断の重要性を訴えかけている。

モチズキ氏は自身も61歳で会社を辞めており、早期退職を否定するわけではないと前置きしつつも、辞めたい気持ちが先行して、その決断を後押しする情報ばかり集めていないかと視聴者に疑問を投げかけた。そして、人間には自分が信じたい情報だけを集めてしまう「確証バイアス」という癖があることを説明している。

動画内では身近な例として、自身のカメラの買い替えについて言及。最初は買い替えるメリットがあるのかを比較していたはずが、いつの間にか「どっちを買おうかな?」という思考にすり替わり、買わないという選択肢が消えて都合の悪い情報が頭に入らなくなっていく思考プロセスを明かした。早期退職でも同様のことが起きるとし、退職金の割増などのメリットばかりを集め、社会保険料の折半や将来の年金増加といった「会社に残った場合の情報は、だんだん目に入らなくなっていきます」と指摘。「自分が望む結論に合う情報だけで、人生の大きな判断をしてしまうことが危険なんです」と警鐘を鳴らした。

確証バイアスを避けるためには、反対意見を探すだけでなく、一度ネット上の極端な情報から離れて自身の日常に戻ることが必要だと提言している。給料がなくなった後の暮らしや家族の思いといった、地味で苦しい現実から目を逸らさずに受け止めるべきだと語り、「今、自分は結論を先に決めていないか?」と気付くだけでも少し立ち止まることができると述べ、視聴者に冷静な選択を促した。

チャンネル情報

60代で退職したい人や定年が近い人、中高年、年金生活の皆さんに向けて、自分が経験した退職金・税金・年金見込額などお金に関する情報を公開しながら、年金生活のリアルを発信しています。