11勝の菅野智之はなぜトレードが成立しなかったのか 米球団フロントが語った根拠…ロッキーズ残留
米大リーグのトレード期限が米東部時間3日午後6時(日本時間4日午前7時)に終了した。米メディアでトレード候補として報じられていた、リーグ7位の11勝を挙げているロッキーズ菅野智之投手(36)は、オリオールズ時代の昨年に続きトレードされずに残留が決まった。
ポストシーズンを見据えた球団が、脱落した球団から駆け込みでトレード補強する最終日。今季ローテを守り続けて11勝4敗、防御率4・47の菅野のトレードがまとまらなかったことについて、ある米球団フロントは言う。「彼が優勝争いをしているチームから評価されていないのは、リーグで最も三振率が低く、パフォーマンス指標もすべて悪いから。各種計測データを見ると、どの項目でも下位10%付近に位置している」と指摘した。
菅野は四球率がメジャートップクラスの5・6%を誇るが、打球の質や三振などのデータから算出される期待防御率を筆頭に、期待被打率、打球速度、空振り率、三振率はメジャー下位10%に沈んでいる。
「彼の価値は、信頼性が高く、ストライクを投げ、イニングを消化できる点にあるけど、優勝を狙うチームにとっては、その質は低いと言えるだろう」と同フロント。11勝は1年目の昨季をすでに超えており、ゲームメイク力で存在感を発揮してきたが、プレーオフを戦う戦力としては計算されにくい存在のようだ。
トレード期限最終日のこの日はレッドソックスがオリオールズの正捕手のラッチマン、ガーディアンズが12勝している元巨人でナショナルズのグリフィン、パドレスがジャイアンツで10勝の左腕レイを獲得するなど、20件以上まとまった。
