突然起こる「脳梗塞」「脳出血」の初期症状と見逃してはいけない前兆を医師が解説

脳梗塞や脳出血は、ある日突然発症する病気です。早期に兆候を察知し、適切な対処をおこなうことで、後遺症の軽減や命を守ることが可能となります。そこで、脳梗塞・脳出血の注意すべき警告サインなどについて、「あたまと内科のうえだクリニック」の上田雅道先生に解説していただきました。

監修医師:
上田 雅道(あたまと内科のうえだクリニック)

福島県立医科大学医学部卒業。名古屋掖済会病院脳神経内科、豊橋市民病院脳神経内科、名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学、中部ろうさい病院神経内科医長を経て、あたまと内科のうえだクリニック院長に。医学博士。日本神経学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医、愛知県難病指定医、麻薬施用者免許、日本頭痛学会会員、日本認知症学会会員。

編集部

脳梗塞や脳出血の前兆にはどのようなものがありますか?

上田先生

発症前に一過性の症状が現れることがあります。例えば、片側の手足や顔のしびれ、脱力、言葉がもつれる、視野が欠ける、めまいなどです。これらの症状が5~20分で回復する場合、一過性脳虚血発作(TIA)の可能性があり、放置すると本格的な脳梗塞を引き起こす危険があります。

編集部

では、脳梗塞や脳出血が起こった際の初期症状は?

上田先生

初期症状として、片側の顔や手足の動かしにくさやしびれ、言葉が出にくい、理解しづらい、呂律が回らない、歩行困難などが見られます。これらの症状が突然現れた場合は、脳卒中を発症している可能性が非常に高いと言えます。

編集部

これらの症状が現れた際、どうしたらよいでしょうか?

上田先生

症状が現れた場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。脳卒中は時間との戦いです。「症状がすぐに消えた」「少し休んだら回復した」と思っても、脳の血管が詰まりかけている可能性があり、いつ本格的に発症するかわかりません。一度でも異変を感じたら、様子を見ずに医療機関を受診しましょう。

※この記事はメディカルドックにて<脳梗塞・脳出血の前兆をご存じですか? 初期症状として現れるサインを医師が解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。