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 ◇パ・リーグ ソフトバンク6―0西武(2026年6月30日 東京ドーム)

 ソフトバンクの上沢直之投手(32)は30日、西武戦(東京ドーム)に先発し、6回4安打無失点で5月1日の楽天戦以来となる4勝目を挙げた。対西武は日本球界復帰後、5戦5勝。チームは4月21日以来70日ぶりの首位に立った。打ってはコンビを組む海野隆司捕手(28)が4回に決勝の2点適時二塁打。昨季5戦全勝だった「鷹祭 SUMMER BOOST」の開幕戦を制し、お祭りモードに突入する。

 およそ2カ月ぶりの白星に笑みがこぼれる。右肘違和感による離脱を経て5月1日の楽天戦以来となる4勝目を挙げた上沢が、捕手・海野とバッテリーで東京ドームのお立ち台に立った。

 「絶対に(カードの)頭を取りたいと気合を入れていきました。海ちゃん(海野)と話し合いながらプラン通りに進められました」

 勝てば首位浮上となる西武との直接対決は、試合前の時点で防御率0点台だった平良との投げ合い。打線の中核・柳田に「2点取るから」と声をかけられ、最少失点を意識してマウンドに上がった。

 味方が4点を先制した直後の5回にはさすがの粘りもみせる。連打で無死一、二塁のピンチを招くが、西川は低めへのカットボールで空振り三振、1番・カナリオへは1ストライク後にフォークを連投して連続三振に仕留めた。一転、滝沢へは4球連続直球で二ゴロに打ち取る。6回を4安打無四球無失点に封じた。

 お立ち台では海野に「ちょっと5回に球速が落ちていたので、もうちょっと頑張ってくださいと正直思っていました」とイジられ苦笑いを浮かべた。もっとも、課題だった出力は着実に上向いてきている。

 復帰戦だった23日のオリックス戦では直球が150キロに届かなかったが、この日は最速152キロを計測。イニングを上回る8三振を奪った。「前回登板よりも状態は上がっているので、こういう結果につながったと思います」と手応えを口にした。

 これでホークス移籍後の昨季から対西武は5戦5勝。「出遅れているので、ここからドンドン勝っていけるようにしたい。優勝するためにはそうしないといけないし、責任感を持ってやりたい」。昨季5戦全勝だった「鷹祭 SUMMER BOOST」の開幕戦で、開幕投手が鮮やかな復活を遂げた。