「日本の戦いは全く正反対」スウェーデンに広まる緊張 オランダ主将の“森保ジャパン称賛”に敏感反応「ファンダイクは日本に敬意を抱き続けている」【W杯】

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スウェーデン戦で存在感を放ったファンダイク。彼の語った日本へのリスペクトは小さくない話題を呼んだ(C)Getty Images

 追い詰められた北欧の雄は、かつてないほどの緊張感に包まれている。現地時間6月20日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)のグループF第2戦で、オランダ代表に1-5で大敗を喫したスウェーデン代表だ。

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 チュニジア代表との初戦を5-1で快勝し、勢いに乗るかと思われたが、欧州屈指の精鋭軍団の前に文字通りの力負けを喫した。1950年のブラジル大会で開催国に1-7で敗れて以来、W杯で最も大きな点差をつけられたスウェーデンは、初戦から一転して、決勝トーナメント進出に黄色信号が灯った。

 もっとも、今大会は全12組のグループ3位チームのうち成績上位8チームが決勝トーナメントに進出できる。そのため、スウェーデンが生き残る可能性が完全に断たれたわけではない。しかし、グループ最終戦で当たる相手が、順調に勝点を積み重ねている日本代表とあって、母国内では暗雲が立ち込めている。

 スウェーデンの日刊紙『Afton Bladet』は、第2戦終了後に「スウェーデンの方がより積極的にプレッシャーをかけてきた一方で、日本は非常に規律が保たれ、コンパクトで引き締まった状態をずっと継続していた」と分析したオランダ代表DFのフィルジル・ファンダイクの言葉にフォーカス。最終戦への展望を問われた34歳は、こう続けたという。

スウェーデンはこれから非常に、非常に厳しい戦いを強いられることになる。それは間違いない。それは結果がすべてを物語っている。日本がどれだけ多くの強豪国を相手にしてきて、どう戦い、いくらの勝利を収めてきたかを見れば明らかだ」

 ワールドクラスの名手が発信した言葉を伝えた『Afton Bladet』は、「ファンダイクは日本に敬意を抱き、称賛し続けている」と分析。そして「つまり彼から言わせれば、今大会の日本の戦いぶりは、我々の代表が見せた酷いパフォーマンスとは全くの正反対で、それこそスウェーデンの勝ち抜けが懐疑的だということだ」と悲観的に記した。

 無論、ピッチ上でサムライブルーと向かい合う選手たちは「やるしかない」と前向きだ。トッテナムに所属する弱冠二十歳の大器ルーカス・ベルグヴァルは、「もちろん、(日本戦は)簡単ではない」とファンダイクの見解に同調。その上で「でも、痛い目に遭ったからって終わりじゃない。それは絶対に違う。僕らにだって大きな野望があるんだ」と訴えた。

 また、中盤の舵取り役であるイェスパー・カールストロムは「(日本が強いのは)前から分かっていたよ。だからオランダが日本を手強い相手だと考えているのも当然だ」と力説。そして「僕らは今が非常に困難な時だって理解している。愚痴をこぼしたり、お互いを責め合ったりしても何の解決にもならない。団結して、前向きに挑む必要がある」と呼びかけた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]