【漫画】社会人女子が毎日元気に過ごす秘訣は? 今日からマネしたい『朝活女子のルーティーン』
「モーニングルーティン」と聞くとVlogなどの動画がイメージされやすいが、漫画で見るとまた違った清々しさがある。4月中旬にXに投稿された『朝活女子のルーティーン』では、社会人女性の等身大のモーニングルーティンが描かれている。
自身の体験談も織り交ぜたセミフィクション作品である本作を手掛けた白田シロさん(@hakutajyanaiyo)に、どのように制作したのかなど話を聞いた。(望月悠木)
■セミフィクションに初挑戦
――なぜ『朝活女子のルーティーン』を制作したのですか?
白田:コミックエッセイの賞に向けて描き始めた作品です。賞の結果は残念だったのですが、一生懸命描いたので「お蔵入りするのももったいないかな」と思い、Xにポストしました。普段はノンフィクションのエッセイ漫画を描いていますが、本作はエッセイ風のフィクション漫画“セミフィクション”に初めて挑戦した作品だったため、いつもより制作時間がかかりました。
――モーニングルーティンをメインにした背景は?
白田:自分自身、朝は早起きして活動することが多いので、「その経験をより可愛く、見ていて楽しい気持ちになるような作品を描いてみたい」と思ったからです。
――床掃除をしたり、フレンチトーストを食べたりなど、いろいろなルーティンが描かれていましたね。
白田:「誰でも明日から取り入れることができる小さなアクションを、たくさん入れていこう」と思いました。また、「朝からワクワクできるスタートを切れるようなことってなんだろう」と考えながらストーリー作りに向き合いました。
――ちなみに、透子のルーティンの中に実際に白田さんがやっていることもあるのですか?
白田:セミフィクション作品のため若干の脚色はしていますが、すべて実際に私が経験し、習慣にしていることを描きました。
――会社での様子や趣味を楽しむ様子など、モーニングルーティン以外も描かれていましたね。
白田:私自身、「特別な1日ではないけれど、ちょっと素敵な1日を始めることができるのではないか」と思っているので、それを透子さんに投影しました。会社での様子や趣味のフィルムカメラもすべて実体験なので、親しみを持ってもらえるようなキャラクター作りをするため、いろいろな側面が見えるストーリー構成を意識しました。
■ハオルチアを語り手にした背景
――ハオルチアの好ちゃんが語り手となってストーリーが進行していました。好ちゃんを語り手にした狙いは?
白田:漫画に限らず「絶対に主人公や語り手が人間でなければいけない」というルールはないですし、「語り手は多肉植物の好ちゃんだと漫画的に面白いかな」と思い、挑戦しました。「好ちゃんから見たら、透子さんはどう映るのかな」と想像しながら描いています。
――ちなみに、なぜハオルチアにしたのですか?
白田:私自身、いろいろな植物を育てることが好きなのですが、デスクの近くにあったのがハオルチアでした。また、ハオルチア自体も育てる難易度が低めの多肉植物で、見た目も可愛いと思ったため、ハオルチアにしました。
――フレンチトーストや雨上がりの河川敷など、色を使って描いているカットが鮮やかでした。
白田:「漫画はもっと自由で楽しくていいかな」と思い、「見せたい色や景色はカラーにする」と決めた結果、このような手法を採用しました。ただ、カラーイラストには苦手意識があるので、そこを少しでも克服したいという意味も込めて挑戦しました。フレンチトーストを描くのが特に難しく、実際に作って写真を撮り、焦げ目などはテクスチャーとして使用しました。
――最後に、今後の漫画制作における目標などを教えてください。
白田:2025年に『シロさんは普通になりたい』(はちみつコミックエッセイ)という書籍で商業デビューさせていただき、さまざまな形で反響をいただきました。ただ、1冊にとどまらず、2冊、3冊と、細くてもいいので長く描き続けられるエッセイ漫画家でありたいと思っています。今後も頑張ります。
(文・取材=望月悠木)

