暖かくなり、いよいよ衣替えの季節がやってきました。ここでは「お気に入りのトップスだけ」厳選できる4つのルールを紹介します。教えてくれたのは、元アパレル歴24年で、45歳で服を1000枚から50枚まで絞ったいっこさん(整理収納アドバイザー1級)。今日からできるクローゼット整理アイデアです。

1:検品視点で「鮮度」をチェック

まず行っているのがトップスの「検品」です。首元のよれや色あせ、シミ、毛玉、素材の寿命などを、まるでショップの店員さんのように「一商品」としてチェックしてみます。

【写真】いっこさんのクローゼット

40代以上はのファッションは「清潔感」がポイント。私の服を手放す判断基準はとてもシンプルで、

・お気に入りのレストランや、友人との女子会に着て行けるか
・ママ友や友人の家におじゃまするときも着られるか

この2つを考えています。人に会うとき、見られるときの自分を想像することが、手放すかどうかのたしかな基準になっています。

2:好きな色は「最大3枚」までと決める

なんとなく増えてしまいがちな同じ色のトップス。ワードローブの重複を防ぐためには「在庫制限ルール」が効果的です。各色でいちばん好きな服を選び、今の自分を最も輝かせるものを絞っています。

私の場合、デザインが似ているトップスは「各色最大3枚まで」と決めています。それ以外は基本1枚。柄物も1色換算で考えます。

⚫︎わが家の「色在庫」ルール

<白色>
・半袖Tシャツ(ニット含む):最大3枚
・ノースリーブ:2枚 <黒色>
・半袖Tシャツ:1枚
・ノースリーブ:1枚
・トレーナー:1枚 <キャメル>
・半袖Tシャツ:1枚 <柄物>
・ストライプ柄シャツ:最大3枚
・ボーダー長袖:最大2枚​

このように具体的な数字を決めておくと、似たような服を無意識に買いたすことを防げます。

3:1週間の「回転率」で枚数を決める

仕事、家事、外出など、リアルな1週間の暮らしから逆算して、本当に必要なトップスの枚数を考えています。たとえば私なら、洗濯回数から逆算して「最低3日分」が最低セット数。雨などで乾きが悪い日でも安心して着まわせます。

1週間のうち、整理収納の現場訪問が最大3日続くので、動きやすいトップスは最低3枚必要です。残りの4日間は、ファッション関係の仕事やお出かけにも着ていきたいアイテム4枚。普段着とお出かけ着、仕事着と普段着を兼用しつつ組み合わせることで、無理なく過ごせています。

今のライフスタイルに、何枚の服が本当に必要なのか。感覚ではなく数字で割り出してみると、「意外と少ない枚数でも暮らせる」という安心感につながります。

4:「もう一度お金を払ってでも着たいか」考える

鏡の前で服を合わせながら、一問一答の最終ジャッジをしていきます。「今、この服をショップで見かけたら、もう一度お金を払って買い直したいか?」と自分に問いかけてみます。

たとえば、お気に入りのZARAのノースリーブは「絶対にまた買いたい!」と思えるほど大好きなアイテム。それだけ今の自分にフィットしているデザインなので、色違いの白と黒で1枚ずつ大切にもっています。

「まだ着られるから」ではなく、「もう一度お金を払ってでも着たいか」。この基準をクリアした服だけ残ったクローゼットは、あけるたびに自信をくれる場所になりました。

服選びがラクになり、気分も上がる

選びぬかれたトップスだけが並ぶクローゼットは、まさに「自分だけのセレクトショップ」です。朝クローゼットをあけた瞬間、一軍のお気に入りだけが目に飛び込んでくる幸せ。どれを着ても今の自分に似合うとわかっているので、毎朝の服選びの時間は大幅に短くなり、ワクワクした気持ちで1日をスタートできるようになりました。

服を厳選することは決して「がまん」ではなく、「大好きなものを選び抜く」作業だと思っています。自分にとって心地よいクローゼットを手に入れるためにも、4つのルールを活かしてみませんか。