新たに公開された「【衝撃】どうしてこうなった!?大赤字が止まらない東京電力の真相を財務のプロが解説します」の動画で、人気YouTuberである脱・税理士の菅原氏が、東京電力(東電)の最新決算において発表された約8,500億円という巨額赤字の背景を財務の観点から分析する。

インフラ企業である東電は、基本的には日常生活に欠かせない電力を供給するため本業が崩れにくく、基盤の強さを誇っている。しかし「今回の赤字は過去2番目の規模で、しかもたった数ヶ月間で出た点が異例」と菅原氏は指摘。その一方で「営業活動で失敗したわけではなく、特殊な要因による赤字」と整理する。

まずはグループの全体像。親会社である東京電力ホールディングスの下には、送配電を担う東京電力パワーグリッド、販売やガス事業を担う東京電力エナジーパートナー、再生可能エネルギーを担当する東京電力リニューアブルパワーが存在する。これらに加えて不動産などの事業も展開し、複数の収益源を組み合わせている。日々積み上がる電気・ガス料金が安定した収益基盤となる点を、菅原氏は「究極のサブスクリプションモデル」と表現する。

赤字の主因は、福島第一原発の「燃料デブリ」取り出しに関わる準備費用だ。ただし詳細は複雑で、金額の規模感や今後どのように影響していくのかは動画の中で丁寧に解説されている。菅原氏は同時に「経常利益の水準や事業の安定性そのものが揺らいでいるわけではない」とも語り、数字を冷静に読み解く視点を示している。

ただし、将来の見通しは容易ではない。柏崎刈羽原発の稼働が未定のため、業績予測そのものを出せない状況にある。原発が再稼働すれば収益増につながるが、住民の反対や安全性の問題は依然として大きな壁だ。だからこそ東電は、新規事業としてデータセンターや蓄電池を強化し、複数の収益の柱を確立しようとしている。

動画では、財務の数字が持つ意味や、赤字の真因をどう捉えるか、さらには企業戦略として何を読み取るべきかが詳しく語られている。巨額赤字のインパクトを正しく読み解く視点が得られるはずだ。

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