韓国新大統領誕生 日韓関係に望むこと 富山県関係者に聞く
東京からもお伝えしましたが、きのう行われた韓国の大統領選挙で、李在明新大統領が誕生しました。今後の韓国と日本、そして富山との関係に何を期待するのか。県内に住む韓国人、そして韓国とのつながりが深い県関係者の声を吉田記者がお伝えします。
李在明新大統領
「内乱を確実に克服し、国民が(軍に)託した銃刀で国民を脅かす、軍事クーデターが二度とないようにする」
李在明新大統領は、尹前大統領による非常戒厳をきっかけに混迷が深まった韓国社会や経済を立ち直らせると強調しました。
富山市に住む、柳鐘宇さん(30)です。
柳鐘宇さん
「今回はどうなるかなと、心配半分、期待半分です」
4年前に来日し、富山の会社で働く柳さん。新たな政権で特に重視するのは、低迷する経済の建て直しだといいます。
柳鐘宇さん
「少子化も進んでいるし、止めるのは難しいと思うが、経済的に問題が大きいと思うので一番大事。(他国との)摩擦とかなくて平和に進んでいればいいなと、 それを期待している」
一方、韓国に住む日本人は。
上垣珠那さん
「やっぱり日韓関係が悪くならないように、ちょっといい関係を築いていってくれたらなと思います」
富山高等専門学校を卒業後韓国に渡り、通訳などの仕事をしている上垣珠那さん(23)。今後の「日韓関係」の行方が気になるといいます。
上垣珠那さん
「日本との関係が、ちょっともしかしたら、よくなくなるんじゃないかと心配される方も結構いらっしゃって。これから日本との関係がどうなるのか、これからも良好な関係を築けていけるのかなと、正直ちょっと不安ではあります」
これまで日本に対し強硬な発言を続けてきた李大統領ですが、選挙期間中は一転、日本やアメリカとの協力を重視する姿勢も示しています。
富山情報ビジネス専門学校 折田真一さん
「本当に二分してますから、韓国の世論は。日韓とか、米韓とかの関係が軸になるので、ぶれずにやっていかないと非常に不安定になる」
県内で20年以上にわたり、韓国語の講師などを務めている富山情報ビジネス専門学校の折田真一さん(61)です。
折田さんは、韓国に13年間住んだ経験があり、妻は韓国出身です。自らの経験から、現地では、若者を中心に日本の歌などの文化が広く受け入れられていると話し、新たな政権でも良好な関係が続くことを期待しています。
富山情報ビジネス専門学校 折田真一さん
「若い人同士のつながりってすごいんですね、韓国と日本って本当に。こういう交流がもっと広がってほしいし、(富山の人にも)関心を持ってもらえたらうれしいと思いますけどね」
李大統領は、「安定した日韓関係の土台を築く」との公約を掲げていました。今後の外交が日本、そして富山にどんな影響を及ぼすのか注目していきたいと思います。
