八村塁【写真:Getty Images】

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アテネ五輪金メダルのアルゼンチンにどこまでやれるのか

 バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は22日、同5位・アルゼンチンとの強化試合(午後7時試合開始・さいたまスーパーアリーナ)のメンバーを発表。米プロバスケットボール(NBA)のドラフト会議で日本人初の1巡目指名を受けたウィザーズ・八村塁、グリズリーズとツーウェー契約を結ぶ日本人2人目のNBAプレーヤー・渡邊雄太ら12人が名を連ねた。

 NBA選手を多く輩出してきたアルゼンチンは、世界ランク5位の強豪。現在日本を率いるフリオ・ラマス氏が監督を務めていたこともあり、2004年アテネ五輪では金メダルを獲得した。この日のメンバーにも元NBAのルイス・スコラなどが名を連ねている。

 12日のニュージーランド戦では、11か月ぶりの国内凱旋試合となった八村が、出場27分9秒で3ポイント2本を含め、両軍最多の35得点を挙げるなど大暴れ。詰めかけた5612人のファンを沸かせ、チームは99-89で勝利を飾った。しかし、連勝を狙った14日は3ポイントシュートだけで39点を奪われるなど、87-104の大量失点で敗れた。

 さいたまスーパーアリーナは来年の東京五輪会場でもあり、すでに1万5000枚以上のチケットが売れるなど盛り上がりを見せている。歴代最強の呼び声高いチームがどんな試合をするか、ファンの期待が高まっている。W杯を前にした世界5位との強化試合で、真価が問われる一戦となる。

メンバー入りした12人は、以下の通り

C太田敦也
SG比江島慎
PG篠山竜青
SF八村塁
PGベンドラメ礼生
SF渡邊雄太
SG安藤周人
PF竹内譲次
SF馬場雄大
Cファジーカス・ニック
SG田中大貴
Cシェーファー・アヴィ幸樹

 チームは今後の強化試合として、24日にドイツ戦、25日にチュニジア戦(ともにさいたまスーパーアリーナ)を予定。W杯1次リーグでは9月1日にトルコ、3日にチェコ、5日に米国と対戦する。(THE ANSWER編集部)