iPod touch 6をミニ iPhone 6として使う方法 新iPod touchが最強のスーパーサブに変身する理由

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7月中旬にAppleからサプライズ発表された第6世代の「iPod touch 6」は、ネット上の評判もおおむね良好なようである。
その理由に、
・iPhone 6並に強化されたチップセットやカメラ
・コンパクトで軽い本体

などがある。

しかし、それ以上に、「iPhone 6」より前のiPhoneユーザーにとって最強のスーパーサブ となる理由がある。

●「Instant Hotspot」でまさに「ミニ iPhone 6」
実は「iOS 8.1」以降、iOS間でのインターネット共有(テザリング)がとても便利になっているのを知っているだろうか。

例えば、
SIMの入っているiOS 8.1以降のiPhone 5で「インターネット共有」をオンにしておくと、子機となるiPadやiPod touch側から特別な操作なしにインターネットがすぐに利用できるようになる。

これは、「Instant Hotspot」という機能で、
・双方のiOS機器で同一のiCloudアカウントにログインしている
・双方のWi-FiおよびBluetoothがオンになっている
・「Handoff」(「設定」→「一般」→「Handoffと候補のApp」)がオンになっている

という状態で、利用することができる。

つまり、テザリングに対応しているiOS 8.1以降のiPhone 5でも利用できるというわけだ。
そして、この設定さえしておけば、「iPod touch 6」でも、高速なモバイル通信でインターネットが使えるのだ。

さらに、同じWi-Fi環境下であれば、iPod touch 6でも電話を受けられSNSも利用できる(Handoff機能)
なんと、iPhoneはバッグに入れっぱなしで、iPod Touch 6のみでiPhoneと同じ機能が使えてしまうのだ。


電話だって着信できちゃう、そう、iPod touchならね


つまり、ちょっとくたびれてきた「iPhone 5」や、「iPhone 5s/5c」を通話、インターネット親機状態にして、あとは全て小型軽量、片手操作もできる「iPod touch 6」にオマカセできるのだ。

●コンパクトで手頃な価格設定
さらに嬉しいのが、iPod touchの値段である。
・16GBモデル … 24,800円
・32GBモデル … 29,800円
・64GBモデル … 36,800円
・128GBモデル … 48,800円

※2015年7月24日現在、全て税別

となっている。
対してiPhone 6は16GBモデルでも86,800円と、同じ容量のiPod touchと比較して3倍以上高い価格となっているのだ。
現在、「iPhone 5」や「iPhone 5s/5c」を利用している人の中には、
「コンパクトな大きさがちょうどいい」
「新しいiPhoneが高すぎる」
という理由で機種変更を敬遠している人も多くいるだろう。

しかし、大きさも4インチとコンパクトで、中身はiPhone 6並の性能、さらにお手頃な値段と、三拍子そろったiPod touchは間違いなく買いだ。

Apple Musicの利用でさらに最強化
さらにiPod touch 6を最強にする要素がある。
それは「Apple Music」だ。
300万曲以上を聴き放題にする音楽定額サービスだが、このサービスはオフライン再生に対応している。

つまり、あらかじめ好きな曲をiPod touch 6にダウンロードしておくことで、iPhoneの容量やバッテリーを消費することなく音楽を存分に楽しむことができる。
iPod touch 6に音楽をオマカセしてしまうことで、iPhone側の負担を軽減できるうえ、イザという時のバッテリー切れも心配しなくていい。

中身の性能がiPhone 6並となったことで、サクサクな操作感や高性能さが求められるゲームも遊べる「iPod touch 6」。
まさに最強のミニiPhoneと言っても過言ではない。

ぼちぼち機種変更を考えようかなという、「iPhone 5」以降のiPhoneを持っているユーザーはもちろんだが、現在「iPhone 6」だけれども、16GBモデルを購入して本体容量が足りないなと感じている人にも自身を持ってオススメしたいモデルだ。


布施 繁樹