インテルに朗報が届いた。マンチェスター・シティMFヤヤ・トゥーレの代理人が、マヌエル・ペジェグリーニ監督率いるマンCからの移籍に扉を開けているのだ。「2つのビッグクラブがすでに移籍可能かどうかを尋ねてきた」という。その一つはおそらくインテルだ。ロベルト・マンチーニ監督はマンCで指導したY・トゥーレを気に入っていることを隠していない。

だが、朗報だけではない。Y・トゥーレほどの選手であれば、欧州のトップクラスのクラブが関心を寄せており、インテルは厳しい争奪戦に臨むことになる。Y・トゥーレの代理人であるディミトリ・セルク氏は、イギリス『Daily Mirror』で「マンCが彼を放出するのなら、私は24時間以内に10クラブから連絡があると確信している」と話した。

Y・トゥーレを獲得するには、かなりの支出が必要となる。セルク代理人は「マンCにとって金が問題なら、彼らには心配するなと言いたい。金をとどめることはできる。ほかのチームが、ヤヤが今稼いでいる分を支払う用意をしていると知っているからね」と話した。

欧州の舞台から去り、プレミアリーグで4位に転落するなど、開幕当初の期待を裏切っているマンCだが、その責任の一人とされているのがY・トゥーレだ。だが、セルク代理人は次のように述べている。

「ヤヤは非常に難しい一年を過ごした。ワールドカップとアフリカ・ネーションズカップに出場し、マンCではほぼすべての試合でフル出場している。それに、昨年は弟が亡くなっており、彼はいまだにそのショックを感じているんだ」

「真の問題は、マンCがヤヤにすべてをやらせたがることだよ。彼がゴールを決め、アシストをし、守備をして、プレーをつくることを求めている。だが、彼が一人ですべてできるわけじゃないんだ。とにかく、マンCがヤヤを手放したいなら、我々にそれを言うべきだ。それでストップだよ」

マンCとの完全破たんにみえるコメントだ。6月に彼が移籍するのは確実かもしれない。セルク代理人はこう締めくくっている。

「マンCの一部の幹部は、今季のことをヤヤのせいにしようとしている。そして彼らは、自分たちのミスの責任を負っていない。例えば、大金を出して獲得した選手たちをベンチに置いたりすることだ。ステファン・ヨベティッチとかね」

「ペジェグリーニには申し訳ないが、彼は良い指揮官だが、マネジャーとしては弱いんだ。それに彼は、マンチーニが残したチームでタイトルを獲得したんだよ」