日本では、子どもの虐待死が絶えない。近年では年間50件を超え、2017年度の虐待死は65人だった。1週間に1人以上、子どもの命が虐待によって失われていることになる。しかし、東京都目黒区で5歳の女の子が凄惨な虐待を受けて死亡した事件など受け、2020年4月から保護者や養護者による体罰禁止を盛り込んだ改正虐待防止法と改正児童福祉法が施行されることになった。一方、フィンランドでは現在、虐待死はほぼゼロ。子どもへの体罰は