フロリダ州の州間高速道路へ緊急着陸した後、路上に駐機中の小型機/Escambia County Sheriff's Office

CNN)米連邦航空局(FAA)は、訓練飛行中の小型機がフロリダ州の州間高速道路に緊急着陸した事案について調査を進めている。3日午前に緊急着陸したこの機体は、高速道路の標識や走行中の車両に衝突する事態を間一髪で回避していた。

当該の機体は単発エンジンのパイパーPA28チェロキー。3日午前11時少し前、ペンサコーラ国際空港への着陸準備をしていたところ、パイロットが無線で機体に異常が発生したと報告した。

無線傍受サイト「LiveATC.net」が入手した管制塔の音声によると、パイロットは「油圧がレッドゾーンまで低下し、コックピットにオイルの煙が充満している」と報告した。

航空機追跡サイト「フライトアウェア」によれば、同機はペンサコーラ国際空港を約30分前に離陸していた。

パイロットは「エンジンが停止している。空港に着陸できるかどうか分からない」と伝えている。

FAAによると、当時機内には2人が搭乗していた。

パイロットは「空港には着陸できない。州間高速道路10号線に着陸する」と報告。高速道路に沿って飛行し、車両を避けようとしているところだと説明した。

当時エリック・ジョンソンさんは、高速道路の東行き車線をトラックで走行していた。当該の機体は、トラックを走らせるジョンソンさんの目の前に着陸した。

奇跡だ」「もしトラックの上の影に気づいて減速していなかったら、(飛行機は)運転席に激突していただろう」。ジョンソンさんはCNN提携局のWEARの取材に答えてそう振り返った。

ジョンソンさんのダッシュカメラの映像には、飛行機高速道路の標識のわずか数メートル下をかすめて滑空し、空いている車線に着陸する様子が映っている。

エスカンビア郡保安官事務所によると、搭乗していたパイロットと飛行訓練生、そして高速道路を走行していたドライバーに怪我(けが)はなかった。