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 阪神連覇へ「ベストのリリーフ陣をつくれ」「6番以下で1点取れ」――阪神・岡田彰布オーナー付顧問(68)が本紙の取材に応じ、前半戦を総括、後半戦を展望し、優勝に向けてのテーマを語った。セ・パ両リーグは31日、リーグ戦を再開する。 (取材・構成=編集委員・内田 雅也)

 ――巨人と同率首位でオールスター明け後半戦を迎えます。大ざっぱにうかがいますが、前半戦を振り返って、いかがでしたか?

 「いま貯金が10か。思っていた以上に星が伸びんかったよな」

 ――開幕前には半ば本気で「ぶっちぎりで優勝、胴上げの最短記録を作るんじゃないか」と話していました。

 「まあ、普通にやったらな。やっぱり問題はブルペンよな。それは数字に出ているよな。はっきりと」

 ――先発防御率は2・70でリーグ最高ですが、救援防御率が3・36で同4位。昨年は1・96でした。石井をはじめ、及川、桐敷、湯浅…ら昨年の救援陣が負傷や不調で戦力になっていません。

 「けがなのか、調子が悪いのか、わからんのが結構いるからな。どこが悪くて2軍にいったのか、それが見えないんよ。リリーフの負けはいくつある?」

 ――岩崎3敗、ドリス2敗、桐敷2敗、モレッタ2敗、及川、早川(中継ぎ敗戦1)、畠が各1敗で計12敗です。

 「ちょっと負け過ぎやなあ。オレは監督の時、リリーフの負け数が気になっていた。リリーフに負けがつくというのは逆転されるか、同点から勝ち越されるわけやろ」

 ――逆転負け23敗は中日に次いで多く、巨人は12敗です。

 「うん。それに1点差試合の成績が悪いやろ。よく負けている」

 ――14勝18敗です。

 「これでマイナス4か。これが反対のプラス4にならんといかんわな。そうしたら、今ごろ上にいる」

 ――甲子園でも勝てていません。21勝21敗1分けの5割。

 「1点差に強くて、本拠地の甲子園で強いのが阪神の持ち味だったんだけどな」

 ――守りの野球ですね。阪神の伝統と言えるかと思います。逆に勝てているのは東京ドーム7勝2敗、バンテリンドーム6勝3敗など、ホームランが出やすい球場です。

 「ホームラン打つと言っても森下と佐藤輝やろ。今は得点パターンが限られているやろ。あの2人がホームラン打てば点入る、打たなかったら入らないでは困るわな」

 ――3、4番の依存度が高過ぎますね。

 「高過ぎる。これから大変やで。勝負されんかったら点入らんといった状態になる。打線として機能させんといかんわな。ビッグイニングもつくられへんやろ。問題は6番以下よ。つながってこないからな。下位でチャンスつくって上位に回して大量点というのもない」

 ――後半戦が始まります。阪神はどうすればいいでしょう?もちろん、優勝、連覇するためにです。

 「一つはブルペンの整備よ。ベストのリリーフ陣をつくらなあかんということやな。まあ、そのベストがわからへんのや(笑い)」 

≪7回以降は岩崎、ドリスとあと1人は…≫

 ○…今季7回以降の勝ちパターンとして起用されるリリーフ陣は、ドリスと岩崎の2人が不動で、あと1人が流動的だ。シーズン序盤は桐敷、モレッタの登板が比較的多く、及川、湯浅も起用されていたが、中盤戦以降は工藤、木下が起用されるケースが増えている。

≪6番 前川が最多23試合出場で12打点≫

 ○…阪神の今季先発打順で、6番は前川が23試合で最多出場。打点12を挙げている。同じく7番は坂本の26試合で打点7、8番は熊谷の25試合で打点10となっている。

(2)へ続く