阪神・藤川球児監督が決断した「ガルシア獲得」にファームが”反発”も…一軍との間に「深い溝」
ディベイニーの反省が……
球団初のリーグ連覇を目指す阪神が、シーズン後半戦に向けて新たな補強を敢行した。7月21日、球団は四国アイランドリーグplusの高知からデルミス・ガルシア外野手(28)と契約を結んだことを発表した。
「マイナーリーグ通算132本塁打の強打が魅力で、’22年にはアスレチックスでメジャーリーグデビューも果たしています。阪神は昨年からガルシアを補強候補に入れていましたよ」(球団OB)
ガルシアの獲得に、藤川球児監督(45)はかなり慎重だったという。
「キャム・ディベイニー(29)の失敗を引きずっているんですよ。ディベイニーは球団フロントが主導して獲得した助っ人でした。代理人が制作し、フロントに見せた映像は、彼が活躍しているシーンばかりが映し出された、まるでプロモーションビデオだった。それに惚れ込んだ幹部が推薦したんです。
ところが、春季キャンプで動きをチェックしたところ、守備範囲があまりに狭いことが発覚。藤川監督は『全然違う……』と嘆いていました。さすがに危機感を覚えた指揮官は、自身の古巣である高知で活躍しているガルシアをロックオン。今度は良いシーン、悪いシーン両方を自らチェックし、獲得を決断したのです」(球団関係者)
ただ、藤川監督肝煎りの補強に、ファーム首脳陣はなぜか怒っているという。
「2軍にはポテンシャルが高い投手、野手ともに複数いますがなかなか昇格させてもらえない状況が続いているといいます。2軍首脳陣が1軍へ推薦しても一向に許可が下りないとのこと。選手からも『俺たちはどこを見て頑張ればいいのか』と不安の声が聞こえ始めています。
高知は藤川監督の古巣で、かつては彼の兄がGMを務めていたこともあるチーム。そこから2年連続で外国人を補強することについて、『公私混同ではないか』と失礼極まりないことを口にするスタッフまで出る始末です」(球団関係者)
ただ、さる球団OBは、憤慨するファーム関係者に冷ややかな目線を送る。
「こっちに上げてすぐに打てるような若手が育っていると思えますか!? ファームでまともに打っているのって、嶋村麟士朗(23)くらいでしょ。彼も上ではかなり打撃で苦労したワケですし……。
巨人みたいに活きのいい若手が下でガンガン打ってたらいいけど、現状ではその兆しもない。それに、今シーズン優勝しなかったら、連覇達成はいつになるのかわからない。今年が最大のチャンスなわけですから、球児が助っ人の補強で勝てる確率を全力で上げに行くのは当然でしょう」
藤川監督の決断は吉と出るのか、それとも――。
