五輪やW杯で日本代表を指揮。実績十分の森保監督は、韓国でもその評価を高めているようだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 韓国代表に森保一監督を連れてくるべきだ――。

 元韓国代表GKキム・ヨングァンが放った衝撃的な主張が、韓国内で注目を集めている。韓国メディア『スポータルコリア』は、「“日本は本当に嫌いだが、プライドを捨てるべき時”」と見出しを打ち、この異例の提言を報じた。

 同メディアによると、キム・ヨングァンは7月19日に公開されたYouTubeチャンネル『フィジカルギャラリー』に出演。韓国サッカーの現状と発展の方向性について議論を交わした。

 番組内でMCから「現実的な条件をすべて抜きにして、誰でも韓国代表監督に連れてこられるなら誰を選ぶか」と問われたキム・ヨングァンが挙げた名前は、「驚くべきことに日本代表を率いる森保監督だった」。

 キム・ヨングァンは「個人的な考え」と前置きしたうえで、その理由を次のように説明した。

「日本は100年を考えながらサッカーをずっと作ってきた。その過程で数多くの試行錯誤を経験した」

「その試行錯誤を直接経験したのが森保監督だ。年代別代表チームを率いながら若い選手たちを指導し、どんな方式が通用し、どんな方式が欧州の舞台では通用しないのかもすべて試してみたはずだ」

『スポータルコリア』は、森保監督が日本の年代別代表を経てA代表の指揮官に就任し、長年にわたり選手の成長過程を見守ってきたことで、代表チームの運営の経験と膨大なデータを蓄積した指導者だというのが、キム・ヨングァンの評価だと伝えている。

 キム・ヨングァンは「これまで経験した失敗と苦難の中で得たすべてのデータが、森保監督の頭の中にある」「その中の良いものを我々が持ってきて学べたらいい」と話す。
 
 これに対し、共演者から日本人監督の選任は国内指導者のプライドを傷つける可能性があると指摘されると、キム・ヨングァンは自身の複雑な心境を吐露した。

「私は日本の歴史的な部分をよく知っているので、日本が本当に嫌いだ。過去を考えると、まだ怒っている」

 さらに、年代別代表時代に日本と10回ほど対戦して、一度しか負けなかった経験を振り返り、「それだけ日本に戦えば、必ず勝たなければならないという認識が強かった」と明かす。

 それでもなお、森保監督が持つ経験値を強調し、「我々がプライドを傷つけられても、プライドを捨てなければならない。今は我々がプライドを気にしている時ではないようだ」と訴える。そして日本サッカーが長年培ってきた経験とシステムを積極的に受け入れるべきだと説いた。

 記事は、この主張が現実になる可能性は高くないとしながらも、「日本代表の監督を連れてくるべきだという破格の提案まで出したことは、それだけ現在の韓国サッカーに大胆な変化と体質改善が切実だというメッセージとして解釈できる」と、その背景を分析している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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