元海保ママが子供と海に行く時に持って行くものリストと、安全のために必ずやること・絶対にやらないこと
夏は子供と海に出かける人も多いはず。海遊びを快適に安全に楽しむための持ち物は?元海上保安庁の大型巡視船の乗組員として海難救助などの任務に当たっていた川崎みささんがリストアップした「海遊びの持ち物」と、トラブルを防ぐためにやっていることをお伝えします。
文・写真=川崎みさ
海レジャーを安全に楽しもう!
海に遊びに行く日はワクワクしますよね。でも、「子供と一緒に海を安全に楽しむには、何を持って行けばいいんだろう?」と悩むママも多いのではないでしょうか。
私も最初は、どんな準備をすれば安心なのか分からず戸惑っていました。そこで、海の楽しさも怖さも知る元海上保安官としての経験をもとに、必要な持ち物を整理しました。
この記事では、2児の母である元海上保安官が、子供の安全を守りながら海を思いきり楽しむための持ち物と海レジャーの豆知識を、わかりやすくお伝えします。
浜辺・海で遊ぶときの【共通】の持ち物
・日焼け止め
・着替え一式
・ぬれたモノを入れる袋
・プールタオル(着替え・体を拭く)
・水分(飲用・足を洗う用)
・塩分タブレットなど
海レジャーでは、思った以上に汗をかくので水分を多めに準備しておくと安心です。荷物が増え過ぎると困る方は、事前に海周辺のコンビニやスーパーをチェックして、水分を買い足せる場所を確認しておきましょう。
また、海水浴場によっては、最後に足を洗う場所がないところもあるので、わが家では空のペットボトルなどに水道水を入れて持参しています。
浜辺で遊ぶときの持ち物リスト
・水着(時間帯や気温によっては半袖でもOK)
・サンダル
・つばの広い帽子
・大きめの布ハンカチ(手ぬぐい)
・砂遊びセットなど
海では日差しが強いので、必ず帽子をかぶりましょう。キャップ型ではなく、つばが広いタイプだと顔や首までカバーできます。
また、「浜辺遊び」では布ハンカチが便利です。
大きめの布ハンカチや手ぬぐい(100円ショップのモノでOK)があれば、日焼け対策として首に巻く、熱中症対策として濡らして首元を冷やすなど、用途がとても広く便利です。
さらに、布ハンカチや手ぬぐいは乾きやすく、砂がついても払いやすいので、海辺では特に重宝します。海辺ではケガ(小さな切り傷や擦り傷)をしてしまうこともありますが、応急処置の布としても使えるため、1枚持っておくといいですよ。
海に入るときの持ち物リスト
・水着(長袖がベスト)
・ライフジャケット
・バックル付きの帽子
・マリンシューズ
・ゴーグルなど
マリンシューズでなくても、海で脱げないものなら代わりになります。毒がある生き物を踏んだり、岩場などでケガをしないためにも足を保護する履き物があると安心です。
その他あると便利な物リスト
・レジャーシート
・クーラーバッグ
・簡易テント
・折り畳みの椅子
・救急セット
・スマホ防水ケースなど
なお、海レジャーに持って行くモノをまとめるバッグは、防水タイプや繊維に砂が入り込まないようなものが洗いやすくて便利です。
ここからは、私が海レジャーの安全のために、必ずやっていること・絶対にやらないことをお伝えします。
遊び始める前に子供の写真を撮る
わが家では海に行くと、遊び始める前にスマホで子供の写真を1枚撮るようにしています。
もし迷子になってしまった場合でも、「この服装の子を探しています」と迅速かつ正確に周囲に伝えられるため、捜索がぐっとスムーズになるからです。
実際、子供がいなくなった瞬間は親も動揺してしまい、着ていた服装や特徴をとっさに思い出せないケースは少なくありません。そのため、当日の服装が分かる写真を残しておくことは、とても有効な備えになるのです。
スマホはフル充電してから出かける
緊急通報の際に必ず必要になるのがスマホ。海レジャーでは家から海までの経路を調べたり、写真や動画を撮ったりと、スマホを使う場面がとても多くなります。
いざというときにバッテリーが切れていては、助けを呼ぶことができないため、必ずスマホはフル充電の状態でお出かけください。
そして、もしも海レジャー中に離岸流などで家族が沖に流されてしまった場合などは、迷わず「118番(海上保安庁へ通報する)」というのも、ぜひ覚えておいてくださいね。
持ち物が流されても取りに行かない
最後に、海上保安官時代から声を大にしてお伝えしている、海で楽しく遊ぶための知恵をご紹介します。
海では、浮き輪やサンダルなどの持ち物が流されてしまうことがよくあります。そして、慌てて取りに行こうとして、水難事故につながるケースも決して珍しくありません。
そこで覚えておいてほしいのが、たとえ泳ぎに自信があったとしても「沖に流されてしまったモノは無理に取りに行かない」ことです。
モノが流されてしまうと、とっさに取りに行きたくなりますが、一緒に行くお子様とも「流されたモノは取りにいかない」と、事前に約束をしてください。
私自身も、海上保安官になって海の怖さを実感してからは、基本的に海へ持って行く物は、無くなっても困らない物だけにして、リスクを回避できるよう心がけています。
海レジャーで一番大切なのは、「楽しかったね」と、全員で元気に家に帰ること。安全に気を付けながら、夏の海を思い切り楽しんでくださいね!
川崎みさ(かわさき・みさ)
1985年生まれ、広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、防災士、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。

