【W杯】オーストリア“ヤマル封じ”機能せず…欧州王者スペインに圧倒され0―3完敗
◇W杯北中米大会決勝トーナメント1回戦 オーストリア 0―3 スペイン(2026年7月2日 ロサンゼルス)
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会決勝トーナメント1回戦は2日(日本時間3日)に行われ、オーストリア(FIFAランク23位)がスペイン(同3位)に0―3と敗戦。欧州王者の華麗なプレーに圧倒され32強で姿を消すことになった。
28年ぶり8回目の出場となるオーストリアは1次リーグJ組を1勝1分け1敗で2位通過。決勝トーナメント初戦では24年欧州選手権王者スペインと激突。知将ラングニック監督は相手FWヤマル封じとして右サイドなどを“主戦場”とするDFライマー(Bミュンヘン)を左SBとしてスタメン起用した。
試合は攻守にスピード感ある展開。前半33分、FWオヤルサバルに強烈な左足シュートを浴びるもGKシュラーガー(ザルツブルク)がファインセーブ。押し込まれながらも何とか無失点に抑えていたが同36分、グラウンダーのクロスからFWオヤルサバルに押し込まれ失点した。
DFライマーはFWヤマルの対応に苦戦。前半途中にも関わらず疲れ切った様子を見せるなど立て続けにピンチを迎えたが、GKシュラーガーが奮起。FWヤマルの至近距離からのシュートを防ぐなど最少失点で前半を切り抜けた。
ラングニック監督は後半頭から中盤ボランチ2枚替えを選択。MFザイワルト(ライプチヒ)、MFのX・シュラーガー(ライプチヒ)に代えてMFグリリチ(ブラガ)、MFチュクウメカ(ドルトムント)を投入した。
それでも劣勢の状態が続くと後半15分にも2枚替え。身長2メートル超えのFWカライジッチ(LASK)と37歳の“切り札”FWアルナウトビッチ(レッドスター)が途中出場。長身FW2人を前線に置くと1分後にいきなり好機到来。MFザビツァー(ドルトムント)の左からのクロスをFWカライジッチがヘディングシュート。ボールは枠の上に外れ得点とはならなかったが相手ゴールを久々に脅かした。
しかし同21分、自陣右サイドを崩され最後はDFポロに押し込まれ失点。その後もシンプルなクロスからチャンスを迎えたが決めきれず。同44分にはFWオヤルサバルにダメ押しとなる3点目を喫し完敗。「プロフェッサー」という愛称を誇る指揮官の手腕をもってしても番狂わせを起こすことが出来なかった。

