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 ◇インターリーグ ドジャース1−0エンゼルス(2026年6月5日 ロサンゼルス)

 ドジャース佐々木朗希投手(24)が5日(日本時間6日)のエンゼルス戦に先発し、自己最長に並ぶ7回を2安打無失点に抑えた。4勝目こそ付かなくても、メジャー2年目で自己最多の10三振を奪い、先発登板では通算19度目で初めて零封した。直球はレギュラーシーズン最速の100・6マイル(約161・9キロ)を計測。今季から取り入れた高速スプリットとのコンビネーションもさえた。

 これが「令和の怪物」の真骨頂だ。メジャー2年目で最高のパフォーマンス。佐々木は観衆4万6850人の本拠でスタンディングオベーションを一身に浴びた。

 「本当に積み重ねてきたことと、いろんな試行錯誤をした上で、ちょっと微調整しただけ。いろんなものがかみ合ってきた」

 7回を投げ切ったのは5月17日の同じエンゼルス戦に続いて2度目。三塁を踏ませず、昨季デビューから数えて19度目の先発で初めて「0」を並べた。2回2死でペラザを二ゴロに押し込んだ直球はレギュラーシーズン最速の球速100・6マイル。「もっと上げていける。目指してきたところに近づいている」とうなずいた。

 10奪三振が成長の証だ。「前に飛ぶよりも三振の方が完全なアウト。求めてやっていきたい」。過去8個だった自己最多を更新し、うち6個は高速スプリットで奪った。平均球速90・1マイル(約145キロ)は、昨季平均84・9マイル(約136・6キロ)だったフォークより約10キロも速い。全98球でストライク率は約73・5%。制球難の春先とは別人で、「思ったところにボールがいくようになった。精神的な変化より、技術的な変化がほぼ全て」と好調の要因を分析した。

 9回のサヨナラ勝利を呼んだ好投。デーブ・ロバーツ監督は「今の彼こそ日本時代の映像を見ていたときの彼であり、獲得したいと思っていた投手。大人のメジャーリーガーとして一段階成長した」と最大の賛辞を贈った。サヨナラ弾のフリーマンも「彼が味方で本当に良かった」と絶賛。ついに覚醒の時を迎えた。(小林 伊織)

 ◯…24歳214日の佐々木は、日本投手では歴代4番目の若さで2桁奪三振を達成した。最年少は23歳277日の大谷(当時エンゼルス)=18年4月8日アスレチックス戦(12奪三振)、2番目も23歳312日の大谷(同)=18年5月13日ツインズ戦(11奪三振)、3番目は24歳68日の多田野数人インディアンス、現ガーディアンズ)=04年7月2日レッズ戦(10奪三振)。