令和8年、「お年玉」最新トレンドを調査。キャッシュレスを活用する場面も
進学や進級、新生活の準備が始まる3月。家計の整理をして、「意外とお金がない…」と感じた人もいるのではないでしょうか? その出費の小さな一因となっているのは、毎年元旦に用意している「お年玉」かもしれません。ESSEonlineが読者264人に実施したアンケートからは、渡す金額に悩む声のほか、少数ながらキャッシュレスを活用するなど、令和ならではのお年玉事情が見えてきました。この時季にこそ知っておきたい最新の「お年玉トレンド」を紹介します!

渡す相手は甥・姪が最多。「あげる額」に決まりがないから悩む家庭も
2026年1月に実施した読者アンケートでは、「今年お年玉を渡した」という人が多数派でした。渡した相手で最も多かったのは、「実家・義実家の甥や姪」。親戚づきあいの広さによって、渡す人数が自然と増えていく様子がうかがえました。

お年玉を渡した人の中での渡した総額は、「5000円〜2万円前後」がボリュームゾーンでした。しかし、甥や姪が複数いる家庭や、実家と義実家の両方に帰省する家庭では「3万〜5万円ほどかかった」という声も。ひとりあたりの金額は控えめでも、合計すると家計にじわっと効いてくるのが、お年玉の特徴といえそうです。
●金額は年齢に応じて設定する過程が多数
金額については、年齢や学年に応じて段階的に設定する家庭が主流。年齢とともに少しずつ金額が上がっていく傾向が見られました。
・未就学児は数百円〜2000円
・小学生1000円〜5000円(高学年で3000〜5000円になる家庭も)
・中学生3000〜5000円
・高校生以上5000〜1万円
ただし、相場はあっても「これが正解」という基準はありません。そのため、「家庭によって金額差が出て気まずい」といった声も寄せられました。金額そのものよりも、親戚間でのバランスに悩む人が多いのが、今どきのお年玉事情といえるかもしれません。
祖父母パワーは健在!わが子が「もらった額」のリアル

一方で、「子どもがもらったお年玉」に目を向けると、存在感を放っていたのが「祖父母からの金額」です。
未就学児では1000〜5000円、小学校高学年から中学生になると5000〜10000円へと増えていき、高校生では1万円がほぼ定番に。大学生になると、「祖父母から3万円」「曽祖母から5万円」といった高額なケースも見られました。
社会人になると「原則お年玉は終了」という家庭が多いものの、「節目として少額だけ渡す」「お年玉というよりお祝いとして包む」といった声もあり、祖父母世代ならではの価値観が見えてきました。
いまだ現金派が優勢。令和ならではの「キャッシュレスお年玉」もチラホラ

お年玉の渡し方については、依然として「現金のみ」が主流でした。ポチ袋に新札を入れて手渡す、という昔ながらのスタイルは、令和になっても根強く残っています。
一方で、少数ながら「キャッシュレスで渡した・渡しているのを見た」という声もありました。
「社会人1年目の姪っ子はお年玉なしの予定でしたが、手取りも少ないだろうに…と夫が可哀想に思ったらしく、こっそりPayPay送金してあげていました」(Yoshiさん・42歳)
「いとこが、ほかの親戚の子どもには年始の集まり当日にPayPayでこっそりお年玉を送っているのを目撃してしまいました。わが子にはないのに…と、ちょっと複雑な気持ちになりました(笑)」(しばちゃん・34歳)
昔ながらの「お年玉感」が薄れてしまうデメリットはありますが、遠方に住んでいてもすぐ送れる、金額が記録として残るといったよさもあります。
また、現金文化が根強いゆえに、「袋選び」にまつわる悩みも聞かれました。;
「お年玉袋も、きちんとしたものを買うと意外と高くて。かといって100円ショップのものだと安っぽく感じてしまい、毎年どれを選ぶか悩みます。でも、いただく側になると、明らかに高そうな袋に入っていて、みなさんの気合いを感じてしまいます」(mjさん・53歳)
現金が主流であり続ける一方で、少しずつ多様化している様子がうかがえました。
正解がないから悩ましい。伝統にとらわれない渡し方も検討を
アンケート結果を見ていくと、お年玉にまつわる悩みは、単なる金額の問題にとどまらないことがわかりました。
だれに、いくら、どんな形で渡すのか。
その判断の背景には、親戚づきあいの距離感や、家庭ごとの価値観が色濃く反映されているようです。
一方で、祖父母世代が張りきる様子や、成長した親戚の子どもたちと顔を合わせられるお正月に、どこか微笑ましさを感じている人が多いのも事実。合理性だけでは割りきれないところに、お年玉という文化の難しさとおもしろさがあるのかもしれません!
新生活がスタートする前に、家計管理の一環としてお年玉の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
