脳科学者・茂木健一郎が政治の言葉に指摘「散文的な言葉ばかりで辛い」

脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネルで「散文的な言葉が多い」と題した動画を公開し、政治で使われる言葉についての考えを語った。動画の冒頭では、政治における「年収の壁」「消費税の率」などの散文的な言葉に疑問を呈し、「僕は日本の現状を考えると、必要なのは散文的な言葉なのかな、詩なのかなって考えることがあるんですよ」と述べた。

茂木氏は、政治において詩的な言葉を使うことによるリスクにも触れる一方で、「でもやっぱり僕、一人一人の人生とか国ということを考えたときに、散文的な言葉だけでは現実を変えられないんじゃないかなって思うこともあるわけです」と話し、詩的な言葉が持つ力に期待を示した。

また、茂木氏は自身が政治から距離を置いている理由について、「僕自身はあんまり散文的なことって面白いと思わないんですよ」とし、政治は「ずーっとそればっかりでやってるのは、つらいよな」と感じていることを明かした。

動画の中で茂木氏は、自身の人生においては「自分自身だったら、いろいろ夢を見たり、イマジレーションを膨らましたり、詩的な言葉を使ってもいい」と語り、「僕は自分の人生で、詩的な言葉で夢を見たいと思っています」と締めくくった。