脳科学者・茂木健一郎が語るギャンブルの本質「人生そのものがギャンブルなんだ」

脳科学者の茂木健一郎氏が自身の動画「ぼくがギャンブルをやらない理由」で、ギャンブルと人生の不確実性について語った。茂木氏は過去にラスベガスでのスロットマシンや競馬に少しだけ挑戦したことがあるが、ギャンブルそのものはほとんどしないと述べている。その理由として「ギャンブルで唯一確実に儲かる人は胴元だから」と指摘。さらに、人生自体がギャンブルであり、不確実性があることを強調した。

茂木氏は、「自分がいろいろやってて、その不確実性があって、うまくいくかどうかわかんないじゃない」と語り、人生の様々な選択がギャンブルであることを訴えた。また、書籍の出版も「どの本がヒットするかわからないから、とにかく出すしかない」との経験を紹介。人生においては、受験や就職、恋愛などもすべてギャンブルだという見解を示した。

また、茂木氏は文化としてのギャンブルについても言及し、「吸い上げられたお金の一部が公益に使われるなら、それはそれで文化として意義がある」としつつ、ギャンブルに対するリテラシーの重要性を説いた。

動画の締めくくりで茂木氏は、「人生はオンラインじゃなくてリアルで今起こっている。その中で、自分がやらない理由を理解することが重要」とし、自身のギャンブルへの考えを改めて強調した。