「返す年齢も決めてほしい」和歌山県で90歳の男性が軽トラで6歳男児をはねる事故…高齢者の免許返納義務化を求める声続々
10月7日、和歌山県田辺市で発生した、男子児童が90歳男性が運転していた軽トラックにはねられ、意識不明の重体となっている交通事故に対し、高齢者の“免許返納”を求める声が高まっている。
「7日の午後2時10分頃、田辺市内の信号のない交差点にて、事件現場付近に住む6歳の男児が1人で道路を横断していたところ、90歳の男が運転する軽トラックにはねられ、意識不明の状態であると通行人から通報が入ったようです。
事件当時、男子児童は頭から流血するなど、意識不明の状態で病院に救急搬送され、同日の報道によると、治療が続いているとのことです。
県警田辺署は、軽トラックを運転していた90歳の男を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕し、同署の調べに対し90歳の男は『小さな男の子にケガをさせたことに間違いありません』と容疑を認めているとのことです。
しかし、その後についてMBSニュースが報じた内容によると、事件発生から翌日、同署は8日午後に、90歳の男を釈放したと発表しました。今後は、任意で過失運転傷害の容疑で事故原因などについて捜査を進めるとのことです」(社会部記者)
この事故の報道に、Xには怒りや法改正を求める声が溢れる。
《免許が取れる年齢が決まってるのだから、返す年齢も決めてほしい。》
《もう高齢免許返納に自主性を尊重するのやめた方がいいと思う。》
《いやもうほんとにどうにかしようよ 90歳で運転するとかおかしいって》
《こういうニュース後何回みればいいの? 未来ある日本の宝がどんどん高齢者に奪われていく。。。残酷すぎる。。18歳以下が運転できないのと同じで75以上も禁止にしよう。ほんと一生続くよこういう事件。もう事故じゃなくて事件だよ。》
「警視庁が発表した、令和6年上半期に起きた高齢者(65歳以上)の交通人身事故発生状況によると、発生件数5123件、死者数27人、負傷者数2991人です。
前年を見てみると、発生件数5250件、死者数14人、負傷者数3043人と発表されており、今年は発生件数と負傷者数こそ減少しましたが、死者数が13人増加の27人となっています。
免許返納に関する議論は、2019年に飯塚幸三受刑者が起こした池袋暴走事故を契機に、広く議論されるようになりました。飯塚受刑者が運転する乗用車が暴走し、松永真菜さんと娘の莉子ちゃんが巻き込まれて亡くなった、痛ましい事故です。
ただ、和歌山県に限らず、とくに地方の場合、車が無いと高齢者でも非常に不便な暮らしを余儀なくされます。自治体できちんと代替できる交通手段を用意するなど、社会全体での取り組みが必要になるでしょう。返納の義務化は反発が大きく、ある種の最終手段でしょうが、やはり義務化を求める声が大きいのは間違いないですね」(社会部記者)
事故が無くなることを願うばかりだ。