レディスプレリュードに出走するヴァレーデラルナ(左)とグランブリッジ(中央)。奥の3番手はテリオスベル(撮影：高橋正和)

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　10月5日(木)に大井競馬場で行われるレディスプレリュード(3歳上牝・JpnII・ダ1800m)。「プレリュード」とは前兆、前奏曲という意味で、JBCレディスクラシックへのステップレースとなっている。

　ダート牝馬路線は4歳世代の活躍が目覚ましい。昨年のJBCレディスクラシック覇者ヴァレーデラルナを筆頭にグランブリッジ、スピーディキック、アーテルアストレア、アンティキティラと5頭出走。世代の中から一歩抜け出し、JBCに向けて幸先の良いスタートをきるのはどの馬か。発走予定日時は5日(木)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。

■スピーディキック(牝4、浦和・藤原智行厩舎)

　若駒の頃から世代を引っ張り、ダートグレード競走を含む重賞8勝。古馬になった今年はフェブラリーSで中央に初挑戦すると、並み居る強豪を相手に6着と健闘した。続くかしわ記念では馬群で揉まれ6着。スパーキングレディーCではスローの展開で伏兵に前残りを許したが、大井外回りに替わる今回は末脚を最大限生かせるはず。JBC本番に向けて弾みの付く勝利を。

■ヴァレーデラルナ(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)

　初勝利のあとは4戦連続2着と悔しい競馬が続いたが、昨年6月に2勝目を挙げると、そこから一気に4連勝でJBCレディスクラシックを制覇。ダート女王の座に輝いた。今年のTCK女王盃、続くエンプレス杯では同期グランブリッジの後塵を拝したが、年長馬を抑えて2着に好走。前走のかしわ記念は8着だったが、強豪の牡馬相手なので度外視可能だろう。改めて仕切り直しだ。

■グランブリッジ(牝4、栗東・新谷功一厩舎)

　昨年は関東オークスで重賞初制覇を飾り、ブリーダーズGCも連勝。JBCレディスクラシックはヴァレーデラルナの押し切りを許したが、今年はさらに2つタイトルを積み上げ勢いに乗っている。前走のスパーキングレディーCは58kgという斤量に加え、マイル戦、小回りにスローの展開と条件が厳しかった印象。1F延長は間違いなく向くはずで、巻き返しに期待したい。

　そのほかにもレパードS制したライオットガール(牝3、栗東・中村直也厩舎)、牡馬混合重賞でも好走しているテリオスベル(牝6、美浦・田島俊明厩舎)などが出走を予定している。