10月16日、NHKが大河ドラマ『麒麟がくる』の新キャスト8人を発表した。なかでも注目は、女優の芦田愛菜(16)。長谷川博己が演じる主人公・明智光秀の娘「たま」役での起用で、大河ドラマへの出演は『江〜姫たちの戦国〜』以来9年ぶりとなる。

 このタイミングでの大河ドラマへの出演には理由があるという。

「超難関校である慶應義塾に中学から通っている彼女は、情報番組でもバラエティ番組でも器用にこなせる頭の良さと、コメント力の高さに定評があります。業界の大先輩たちがこぞって彼女の才能を認めていることもあり、番組やCMへの出演オファーが次々と舞い込んでいます。

 ただ、本人も両親も今は学業を優先していて、仕事は学校が休みの日にできるものだけを選んでいるそうです。それでも今回、大河ドラマへの出演を決めた理由は、大河ドラマの現場には、演出家をはじめ優秀なスタッフが揃っていてキャリアアップに直結すると彼女自身が考えたことがひとつ。もうひとつは、出番が多くない主人公の娘役ならば拘束時間も少なく済むからです」(芸能関係者)

 一方で、「年間で100冊以上を読む」と公言する彼女の 「“本好き” が決め手になった」と語るのは、とある芸能記者だ。

「芦田さんは、時代小説が好きなお父さんの影響で、司馬遼太郎さんの代表作のひとつ『国盗り物語』を、12歳ごろに読んでしまったそう。そして明智光秀は、同作の主人公のひとりです。『麒麟がくる』で描かれる時代背景は、ばっちり頭の中にあるでしょう」

 芦田の読書好きは、慶應の校内でも有名だった。

「芦田愛菜さんは、中学時代から足しげく図書室に通っていました。中学1年のころは、授業が半日で終わる土曜日には必ず昼過ぎから図書室に姿を見せたことをよく覚えています。熱心に本を選んでいましたね」(慶應義塾関係者)

 読書で得た豊かな知識と、演技で培った想像力。ありし日の光秀と、みずからが演じる娘・たまの人生に思いを馳せて、撮影開始を心待ちにしているに違いない。