小野が開幕戦後にSNSを更新し、心境を綴った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 FC琉球に所属する元日本代表のMF小野伸二が、J2再開初戦の試合後に自身のインスタグラムを更新。喜びや感謝など心境を綴っている。

 FC琉球は6月28日に、約4か月ぶりとなるリーグ再開初戦で、アビスパ福岡をホームに迎えた。ベンチ入りした小野の出場は最後までなかったものの、チームは志向するポゼッションサッカーで相手を苦しめた。32分にはカウンターからFW阿部拓馬の強烈な右足で先制点を奪取。後半開始直後に振り出しに戻されたが、最後までチームの色をしっかりと出し、1−1のドローで勝点1を獲得した。

 小野は試合後にSNSで、笑顔でピッチに立つ練習着姿の写真とともに、感謝を綴っている。

「こうしてまたサッカーができる環境を整えてくれたスタジアム関係者、そして色んな調整をして再開を果たしてくれたJリーグ関係者の皆様、ありがとうございました。また医療従事者、運搬運送業者の方々にはどうお礼を伝えたらよいか。皆さまの命がけの対応のお陰でこうしてまた素敵な時間を過ごす事が出来ました。本当にありがとうございます」
 
 緊急事態宣言解除以降、東京では新型コロナウイルスの感染者が5日間連続で50人を超えるなど、いまだ予断を許さない状況が続いている。文中に何度も感謝の言葉を綴った小野は続けて、「まだまだこれからも一人一人が責任ある行動をとりながら、感染を減少させていけるように努力しましょう」と呼びかけた。

 コメント欄には、「感謝してもしきれない」「一般業者に感謝」など共感の声や、「頑張って下さい」「活躍する姿、楽しみにしています」との応援メッセージなどが多数寄せられている。

 投稿の最後に「やっぱりサッカーは良いねぇ」と絵文字付きで綴り、喜びを露わにした小野。次戦はアウェーで北九州と対戦する。日本屈指のテクニシャンがピッチで躍動する姿は見られるか、ファンの期待は高まるばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【小野伸二PHOTO】波瀾万丈のキャリアを厳選フォトで振り返る 1997〜2020