Twitterユーザーは自分の意見を批判したり議論をふっかけてきて粘着するような相手に対してブロックするという手段を講じることができますが。ことアメリカ大統領にもなると、国民の声を分け隔てなく聞き入れる義務があるようです。アメリカ連邦控訴裁判所は、トランプ大統領が2017年にTwitterユーザーをブロックしたことで訴えられていた件に関し、満場一致でトランプ大統領のブロック行為が違法であるとの判決を下しました。Barrington D. Parkerの説明によると「米憲法修正第1条により、いかなる類いであっても官僚・役人がソーシャルメディアを公的な目的に利用する場合はそれを公的な会話とみなし、反対意見を表明するユーザーを排除してはならない」とのこと。要するに大統領によるTwitterにおけるユーザーのブロックはその相手が意見する機会を封じ込め、修正第1条のあつかう言論の自由の保障に反するということです。