メキシコでドラマチックな1年を過ごした本田。次なる活躍の舞台へどこに!? (C)Getty Images

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 日本代表MF、本田圭佑の2017-18シーズンが終焉を迎えた。
 
 4月28日のメキシコ後期リーグ最終節、アトラス戦はスコアレスドローで終了。勝てば上位プレーオフ進出(8位以内)が決まったパチューカだったが、最後まで決め手を欠き、翌日行なわれたゲームでプーマスが引き分けたため、9位でのフィニッシュが確定したのだ。
 
 悲嘆に暮れるパチューカとそのサポーターだが、クラブは5月1日、心温まる動画と画像を公式ツイッターに掲載した。主人公はほかでもない、本田だ。スペイン紙『MARCA』のインタビューに応え、契約満了となる今シーズン限りでパチューカを去ると明言。その直後だっただけに、別れを惜しむファンが練習場に押しかけ、サインと記念撮影をおねだりしていた。

 
 そんななか、動画が映し出したのが、一組の日本人カップルだ。憧れの本田の元に歩み寄ると、カリスマは快く彼ら一人ひとりとの2ショット撮影に応じた。同ツイッターは「これこそがフットボールの素晴らしさだ。彼らはホンダに会うためにはるばる旅してきた。一緒に撮影してもらい、かけがえのない経験をしたのである」と記し、その後のカップルのリアクションもカバー。女性はスマホの画面で2ショット写真を確認すると感涙にむせび、ツイッターも「我らが日本の友人は写真を観て涙していたよ」と綴った。
 
 さらに、メキシコ地元紙『Record』が本田のこのファン対応を大々的に紹介した。「アイドルに会うため、日出ずる国からふたりのファンがパチューカを訪れた」と題し、こうレポートしている。
 
「チームや選手への愛情はボーダーレスで、日本のファンはそれを行動で示した。彼らは1万1300キロの距離を旅して、ケイスケ・ホンダに会いに来たのだ。日本人の女性がホンダと一緒に撮影した画像を見ながら涙する姿は、とてもエモーショナルだった。一生忘れられない瞬間になったことだろう」
 この一連のエピソードを受け、すぐさま反応したのがパチューカのサポーターたちだ。投稿欄には思い思いのメッセージが書き込まれ、それらの大半は本田との別れを惜しむものだった。
 
「なんて素晴らしい人柄なんだ! KSKは尊敬に値するよ」
「行かないでくれホンダ! もっと彼のプレーが観たいんだ」
「わずか1年だけだったけど記憶に残るプレーヤーだ」
「もうホンダが観れないなんて寂しすぎるよ」
「ワールドクラスのプレーを拝ませてもらった」

 などなど。本田自身も『Marca』紙のインタビューで「ファンも含めて本当に家族のようなクラブで、ミラノ、モスクワ、オランダでは経験したことがないような関係性がある」と、熱きパチューカ・サポーターへの思いを明かしていた。
 
 はたして日本サッカー界の風雲児は、ロシア・ワールドカップ後にどこへ針路を取るのか。ふたたびあっと驚くような選択で、新たな道を切り開くのかもしれない。