日産、デザインの源泉「グローバルデザインセンター」はどんな場所なのか
「テクノロジーが変化すれば、デザインや他部門との協業の仕方なども変わる」。グローバルデザイン担当のアルフォンソ・アルバイザ専務執行役員は、技術革新に伴いデザインの仕事のやり方にも変化が必要と説く。
そこで同社はデザイン業務へのVRシステムの本格活用を推進。車両のデザインイメージを海外拠点などとVRで共有・体験することで、修正すべき点などを細部まで話し合うことができプロセスの短縮が図れる。
17年6月には、コネクテッドカー(つながる車)時代を見据えた新たな価値創出のための組織「UX/UIデザイン部」を設立。顧客と連携して将来の画面デザインやコンテンツアイデアを考え、20年以降の車両に反映させる予定だ。
またデザイナーが刺激を得やすい環境整備にも注力。「アーカイブギャラリー」では特長的なデザインを持つ過去の日産車の模型や年表を展示。若手デザイナーが過去のデザインや歴史を知ることで、新たなデザイン創造につながるような“温故知新”の効果も期待される。「素晴らしいアイデアであれば、どこで生まれたかは関係ない」(アルバイザ専務執行役員)とし、より魅力的な車作りに向け今後も海外拠点を含めたグローバルなデザイン体制を強化する。
