【前園真聖コラム】第068回「五輪予選のカギは北朝鮮へのリベンジにあり」
北朝鮮、タイ、サウジアラビアというグループリーグの中で、僕は北朝鮮が一番強いだろうと思っています。その相手に対しては、まず負けいないということが大切です。最低でも勝点1を確保しなければなりません。
特に今回の予選は、僕たちがアトランタ五輪予選で戦ったときと同じ、セントラル方式。通常のホーム&アウェイに比べ、気をつけなければいけないことがあります。それは
・試合の入り方
・コンディション
・モチベーション
の3つを短期間の中でキチンと整えること。中2日での試合なので、この3つがしっかりしていないとチームを立て直せないのです。
今回のチームは北朝鮮との因縁があります。2014年U-19アジア選手権、日本は準々決勝で北朝鮮にPK戦の末敗れ、U-20ワールドカップへの出場権を獲得することができなくなったのです。
そのときのネガティブなイメージとコンプレックスをはね返し、今回は「いなして」勝くらいの気持ちで戦ってほしいと思います。
僕たちの時はずっと五輪に出ていない中での試合で、壮行試合まで含めて十分な準備期間を与えてもらえました。ですが今回は短い準備期間の中で臨まなければなりませんし、5大会連続出場中ということで、「出て当然」という雰囲気の中での試合になります。そういうより高いプレッシャーにも負けないよう、余計なことは考えずプレーしてほしいものです。
そう言えば僕たちの時のアジア最終予選、初戦のイラクはとても強い相手でした。そのイラクに引き分け、僕たちは最終的にアトランタ五輪の切符を手にしました。
実は僕はそのイラク戦に累積警告で出場することができなかったのです。今でもチームメイトに感謝! です。
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。
