選択的夫婦別姓を求めた裁判で、また夫婦同姓を規定した民法を合憲とする最高裁大法廷判決(2015年)を踏襲した判決が9月30日、東京地裁(品田幸男裁判長)で下された。訴えていたのは、東京弁護士会の出口裕規弁護士とその妻。同姓規定は憲法に反する上、国連の女性差別撤廃委員会から度々、改正するよう勧告を受けているにも関わらず、国会はこれを放置しているなどとして、国を相手取り合計10円の損害賠償を求めていた。しかし