ゲームの映像技術は新しいハードが出るごとにどんどん性能が上がり、現在では実写さながらの映像を誇るゲームなども存在しますが、その一方で8ビットのゲームボーイならではの絵の質感や音楽を好む愛好家なども存在します。今ではソフトやハードも入手することが難しくなってしまいましたが、そんなゲームボーイのゲームを大画面で楽しむプロジェクトが「HDMIboy」です。

HDMIboy | Play Gameboy on FullHD

http://hdmiboy.com/playhdmiboy/

現在HDMIboyのサイトには1993年発売の「ゼルダの伝説 夢をみる島」・1995年発売の「マリオのピクロス」・1989年発売の「スーパーマリオランド」3本のゲームボーイでヒットしたタイトルの映像がYouTubeにアップされており、11月にKickstarterで出資を募るために準備を行っています。

テレビの画面でゲームボーイをプレイする様子は以下のムービーから確認できます。

HDMIboy: Gameboy Zelda on the big screen! - YouTube

「ゼルダの伝説 夢をみる島」のムービーでは基板と「Gameboy goes HD(ゲームボーイがHDになった)」と書かれた紙が置かれています。

基板の接続した先には……

ゲームボーイの映像がテレビの画面に映っており、「Nintendo」の文字が。

「ゼルダの伝説 夢をみる島」のオープニングが画面に映っていますが、テレビとゲームボーイでは画面アスペクト比が違うため、やや横に長い映像になっている気もします。

音はゲームボーイならではのチープなピコピコですが、このゲームをプレイしたことのある世代の人には味がある音に感じられるはず。

人形劇のような絵のリンクを救う少女マリンが出現。

リンクを起こそうとして……

タイトルが登場。13年前のゲームなので、音や映像にゲームの歴史を感じます。

マリオのピクロスの映像ではなにやら作者が映像をいじくっています。

プレイヤーがケーブルをいじくると、黄色っぽい画面に変化。ゲームボーイカラーでゲームボーイのソフトをプレイすると4〜10色の色を付けることができますが、そのような作業がHDMIboyでもできるようです。

「スーパーマリオランド」のプレー動画では、少ないながらカラーでプレーしている様子が確認できます。なぜか使われている映像はラストステージ。

中ボスを倒し……

ラスボスと銃撃戦を行います。

見事ラスボスとの戦いに勝利。

最後にデイジー姫が現れエンディングシーンが流れます。当時このソフトには今では信じられないことにセーブ機能がなかったため、最終ステージにいくために連続プレーが必要で大変な思いをした人も多いはず。

HDMIboyはKickstarterに2014年11月に登場予定で、現在既にTwitterFacebookYouTubeで開発状況を公開しています。日本から出資ができるのかは現状では分かりませんが、開発者のアツイ思いがつまったプロジェクトになっています。