明日発売！ソニー、Android 4.0を搭載したポータブルミュージックプレイヤー「ウォークマン Fシリーズ」を写真と動画でチェック【レポート】
| WALKMAN Fシリーズが明日発売！ |
既報の通り、OSにAndroidを採用したソニー製のポータブルミュージックプレイヤー「WALKMAN（ウォークマン）」の最新モデル「WALKMAN F（F800）」シリーズとして「NW-F800」「NW-F800K」「NW-F800BT」の3シリーズが明日、10月20日（土）に発売する予定だ。
Androidを搭載したウォークマンは昨年12月に発売された「WALKMAN Z（Z1000）」シリーズに続く第2弾で、OSはAndroid 4.0（開発コード名：IceCream Sandwich；ICS）を搭載する。
NW-F800シリーズには「NW-F806」（32GB）および「NW-F805」（16GB）、NW-F800Kシリーズには「NW-F806K」（32GB）および「NW-F805K」（16GB）、NW-F800BTシリーズにはNW-F805BT」（16GB）が用意されており、それぞれカラーバリエーションがビビッドピンク、ブルー、ホワイト、ライトピンク、ブラックの5色展開となる。プロモーションカラーはビビッドピンク。
価格はオープンだが、ソニーの公式オンラインショップのソニーストアでは、NW-F807（64GB）が34,800円、NW-F806（32GB）が24,800円、NW-F805（16GB）が19,800円、NW-F806K（32GB）が27,800円、NW-F805K（16GB）が22,800円、NW-F805BT（16GB）が25,800円となっている。
本体正面（左）と本体背面（右）
HTC One V（左）とサイズ比較
本体のサイズは約56.8（幅）×114.5（高さ）×8.9mm（奥行き）で、質量が約100gと、前モデルのWALKMAN Z（Z1000）に比べコンパクトになっている。手持ちのAndroid 4.0搭載のスマートフォン「HTC One V」（HTC製）と比較しても小さい。
約3.5インチWVGA（480×800ドット）のタッチパネル対応のディスプレイを搭載しており、3.5インチディスプレイはiPhone 4/iPhone 4Sや第4世代のiPod touchと同等サイズとなる。
前モデルのWALKMAN Z（Z1000）は動画視聴などを大画面で楽しめるようポータブルミュージックプレーヤーとしては非常に大きなサイズだったが、今回のFシリーズはコンパクトサイズのミュージックプレーヤーと言える。
本体左側面（上）と右側面（下）
本体上部側面（上）と下部側面
左側面にはボタンや端子類などはなく、右側面に音量ボタンとなる上下キーと、どの画面でもW.ミュージックアプリ（音楽アプリ）を起動することができるW.ミュージックボタンを搭載する。
本体上部側面には電源キー、下部側面には3.5mmイヤホンジャック、USBケーブルの接続端子とストラップホールを備える。
ディスプレイ直下
ディスプレイ直下には、一目でウォークマンとわかる「W」のロゴマークが目を引く。ディスプレイ下部にはAndroidらしく、左から「バック（戻る）」「ホーム」「メニュー」のタッチキーを搭載する。
ストレージの画面（左）、端末情報画面（右）
内部ストレージ容量は、モデルにより異なるので、音楽や動画、アプリなどの保存をたくさんしたい場合は、32GBモデルや64GBモデルを購入しよう。Androidのバージョンは4.0.4となっていた。CPUは、NVIDIA製1GHz駆動のデュアルコア「Tegra 2」を搭載。
W.ミュージックアプリ（左）、歌詞ピタの歌詞表示画面（右）
ウォークマンの特長的な機能の一つ、歌詞ピタにも対応し、歌詞表示が可能になっている。音については、音声信号をフルデジタル処理するアンプ「S-Master MX」や周囲の騒音を焼く98％カットする「デジタルノイズキャンセリング機能」、これまでソニーがスピーカー開発において培ってきた高音質化技術「クリアフェーズ」を付属のヘッドホンにも展開するなど、これまでのウォークマンで搭載されてきた機能などにもより磨きをかけてウォークマン最高クラスの高音質を実現しているという。
ウォークマンクラシックスアプリ
さらにおもしろい機能としては、往年のウォークマンをバーチャルに再現した「ウォークマン クラシックス」がプリインされている。カセット時代のウォークマンが数種類表示され好きなものを選んで360度回転させて鑑賞することができるほか、このグラフィック上のウォークマンを操作すると音楽も再生できるという優れもの。
発表会では、人生で初めて自分で購入するデジタル機器としての役割を担うウォークマンとしてウォークマンのターゲット層や購買層は若年層向けであることが紹介されていたが、このウォークマン クラシックは昭和の時代にウォークマンでカセットの音楽を楽しんでいた世代には感動すら覚える楽しいアプリだ。
Bluetoothヘッドホンモデル、スピーカー同梱モデルも発売する
今回も“メッセンジャー”としてイメージキャラクターに起用された西野カナ
カメラは搭載は搭載されておらず、また通話機能はないものの、Android 4.0を採用しコンテンツ配信マーケット「Google Playストア」からアプリのダウンロードが可能なほか、Gmail、Googleマップ、YouTubeなどのGoogleのアプリもプリインストールされており、スマートフォンライクに使うことができる。
価格も16GBで19,800円と、普通にスマートフォンを購入するよりも遥かに安い。しかもノイズキャンセリングやクリアフェーズに対応したイヤホンも付属するので、単なるミュージックプレーヤーではない圧倒的な汎用性も大きな魅力と言える。
ソニーのショールームや販売店などで試す機会があれば是非手にとって欲しいプロダクトだ。最後に、基本操作やW.ミュージックアプリの操作に加え、ウォークマン クラシックスを操作した動画を紹介する。
S-MAX：ソニー製「ウォークマン Fシリーズ」ファーストインプレッション
■主な仕様
| モデル名（シリーズ） | NW-F800 | NW-F800K | NW-F800BT | ||
|---|---|---|---|---|---|
| メモリ | 容量 | 『NW-F805』：16G 『NW-F806』：32G 『NW-F807』：64G | 『NW-F805K』：16G 『NW-F806K』：32G | 『NW-F805BT』：16G | |
| 基本情報 | プラットフォーム | Android™4.0 | |||
| プロセッサー | NVIDIA® Tegra™2モバイルプロセッサー1GHz | ||||
| メインメモリー | 512MB | ||||
| 再生 | 音楽/ビデオ/写真/FMラジオ | ||||
| 信号圧縮形式（音声圧縮形式） | MP3/ATRAC/ATRAC Advanced lossless/AAC※2/HE-AAC※3/WMA※1/Linear PCM/FLAC | ||||
| 信号圧縮形式（ビデオ圧縮形式） | MPEG4※4/AVC（H.264Baseline）※5/WMV※6 | ||||
| 信号圧縮形式（写真圧縮形式） | JPEG（Baseline）※7 | ||||
| ディスプレイ | 3.5 型/TFTカラー液晶/WVGA（800×480ドット） | ||||
| タッチパネル | ● | ||||
| Bluetooth® | Bluetooth®標準規格Ver3.0 A2DP/AVRCP/OPP/HID | ||||
| GPS | ● | ||||
| Gセンサー | ● | ||||
| FMラジオ | ● | ||||
| 内蔵スピーカー | ●（モノラル） | ||||
| マイク | ● | ||||
| 歌詞ピタ | ● | ||||
| 検索方法 | リスト表示検索 | 全曲/アルバム/アーティスト/ジャンル/リリース年/最近追加したアルバム/プレイリスト/フォルダ | |||
| プレイモード | おまかせチャンネル | ● | |||
| リピート | ● | ||||
| シャッフル | ● | ||||
| 音質 | クリアオーディオテクノロジー | デジタルアンプ | S-Master MX | ||
| ノイズキャンセリング機能 | デジタルノイズキャンセリング 環境選択：電車・バス/航空機/室内 入力切替：ノーマルモード/外部入力モード/サイレントモード ヘッドホン選択 | ||||
| クリアフェーズ | ● | ||||
| DSEE | ● | ||||
| クリアステレオ | ● | ||||
| クリアベース | ● | ||||
| 13.5mm EXヘッドホン | ● | ||||
| イコライザ | ●5バンド（ヘビー/ポップス/ジャズ/ユニーク/カスタム1/カスタム2） | ||||
| VPTアコースティックエンジン | ●5種（スタジオ/ライブ/クラブ/アリーナ/マトリックス） | ||||
| ダイナミックノーマライザ | ● | ||||
| xLOUD | ● | ||||
| Wi-Fi | 通信方式 | IEEE802.11b/g/n | |||
| 暗号化 | WEP/WPA/WPA2 | ||||
| 電源関係 | 充電池 | 内蔵型リチウムイオン | |||
| 充電時間 | 約3.5時間 | ||||
| 充電池持続時間 | 音楽再生時：25、ビデオ再生時：5※8 | ||||
| 入出力端子 | ヘッドホン出力 | ● | |||
| パソコンとの接続/本体端子の形状 | Hi-Speed USB/WM-PORT | ||||
| 寸法・質量 | 外形寸法 | 約56.8×約114.5×約8.9mm | |||
| 最大外形寸法［JEITA］ （幅×高さ×奥行き/mm） | 約56.8×約114.6×約8.9mm | ||||
| 充電池含む［JEITA］（g） | 約100g | ||||
| 主な ソフトウェア | ソニー製アプリケーション | ［ソニーオリジナル］：Favorites、ノイズキャンセル、Original apps、ヘルプガイド、Wi-Fiチェッカー、ウォークマンクラシックス、Sony Select ［ソニーサービス］：Music Unlimited ［メディア］：W.ミュージック、ビデオプレーヤー、フォトビューワー、FMラジオ | |||
| Google社製アプリケーション | ［Google Mobiles Apps］Gmail、マップ、ナビ、Latitude、ローカル、トーク、Google検索、Google playストア(Android™ Market)、YouTube、Playミュージック、Playムービー、ギャラリー、Chrome、Google+ ［OSS/OSS（modified）］ブラウザ、電卓、カレンダー、ユーザー、時計、メール、設定 | ||||
| その他アプリケーション | Riptide、mora | ||||
| 付属品 | ［NW-F805 /F806/F807/F805K/F806K/F805BT共通］ ・ヘッドホン・イヤーピース（Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ 各サイズ2個1組）*お買い上げ時はMサイズが装着されています）・WM-PORTキャップ・本体メモリに格納（「x-アプリ」ソフトウェア/WALKMAN Guideソフトウェア/ヘルプガイド）・取扱説明書・保証書・カスタマー登録のお願い ［NW-F805 /F806/F807/F805K/F806K］・USBケーブル ［NW- F805K/F806K］・スピーカー・ACアダプター・スピーカー取扱説明書 ［NW-S F805BT］ ・ワイヤレスステレオヘッドホン・イヤーピース（Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ 各サイズ2個1組）*お買い上げ時はMサイズが装着されています）・Micro USBケーブル・充電ケーブル・ホルダー | ||||
※今回試した展示機は発売前のバージョンであり製品版では仕様が異なる可能性があります。
記事執筆：2106bpm(つとむびーぴーえむ)
■関連リンク
・エスマックス（S-MAX）
・エスマックス（S-MAX） smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・ソニー、Android 4.0を搭載したポータブルミュージックプレイヤー「WALKMAN Fシリーズ」6モデルを10月20日に発売！ウォークマン最高クラスの高音質へ - S-MAX（エスマックス） - スマートフォンとモバイルを活用するブログメディア - ライブドアブログ
・SONY、Android 4.0搭載ウォークマン「F800シリーズ」を発表！3.5インチの小型モデル - S-MAX（エスマックス） - スマートフォンとモバイルを活用するブログメディア - ライブドアブログ
・ソニーがAndroid 2.3を搭載した"ネットもできるウォークマン"を発売！「WALKMAN Z」を写真と動画でチェック【レビュー】 - S-MAX（エスマックス） - スマートフォンとモバイルを活用するブログメディア - ライブドアブログ
・ソニー、Android搭載携帯型音楽プレイヤー「Walkman Zシリーズ」のストア限定モデル「プラチナホワイト」を2月17日に発売 - S-MAX（エスマックス） - スマートフォンとモバイルを活用するブログメディア - ライブドアブログ
・ソニー、Androidを搭載した新型ウォークマン「Walkman Z1000」シリーズを発表！12月10日発売 - S-MAX（エスマックス） - スマートフォンとモバイルを活用するブログメディア - ライブドアブログ
・さまざまなスタイルで音楽を楽しめる Android搭載“ウォークマン”Fシリーズ 発売 | プレスリリース | ソニー