中国でコロナ陽性率が20%を突破―シンガポールメディア
2026年8月2日、シンガポールメディア・聯合早報は、中国国内で新型コロナウイルスの陽性率が20.3%に上昇したことを報じた。
記事は、中国疾病対策予防センター(CDC)が7月30日に公式サイトで発表した「全国急性呼吸器感染症定点把握状況(2026年第30週)」のデータで、7月20〜26日に発熱や呼吸器症状を訴えた患者に対し全国の定点医療機関で行われたインフルエンザ様疾患の呼吸器検体検査で、新型コロナウイルス陽性だった患者の割合(陽性率)が20.3%に達したと紹介。前週の16.3%から4ポイント上昇したと伝えた。
また、同時期におけるインフルエンザウイルスの陽性率も14.5%で、前週から2.1ポイント上昇したと報じている。
その上で、現在の新型コロナウイルスの流行レベルが全体として中規模であり、主流となっているのは「NB.1.8.1変異株系統」だと説明。また、中国国内の地理的および年齢的な分布については、南部の陽性率が北部より著しく高いこと、15〜59歳までの年齢層で陽性率が高くなっていることを紹介した。
記事は、中国CDCの見解として、新型コロナウイルスの感染症分類が引き下げられて以降、中国では年1〜2回の周期的な流行の波が発生することは想定内であり、今回の感染増加も通常の周期的な変動であるとした。また、陽性率の上昇幅についても、過去2年の変動幅と同等であるとCDCが説明したことを伝えている。
記事は、中国の新型コロナ感染について、ウイルスの病原性に変化はなく、臨床的にも軽症が中心であると報告。重大な公衆衛生リスクをもたらすような新変異株は検出されておらず、各地の医療機関における通常診療にも目立った混乱や影響は生じていないとした。 (編集・翻訳/川尻)

