漢方養生指導士のロン毛メガネ氏が、YouTubeチャンネル「漢方養生指導士ロン毛メガネ」にて「40代からの肌の乾燥や抜け毛のワナ!良かれと思って流した「あの汗」の正体」と題した動画を公開した。動画では、「汗をかけばかくほど健康に良い」という一般的な認識に対し、東洋医学の視点から汗のかき過ぎによるリスクと正しい養生法について解説している。

ロン毛メガネ氏はまず、「汗をかくのはデトックス効果はあるが、小便と大便ほどの効果はない」と断言。東洋医学では、大量の汗をかくことでエネルギーである「気」が汗と共に体外へ離脱してしまう「気随汗脱」という概念があると説明した。そのため、サウナやホットヨガなどで意図的に大量の汗を流すことは、かえって「元気を削っている」と指摘している。

また、汗の源は体の潤いである「陰液」であり、これらが減少すると血液がドロドロになり、心臓に負担がかかるというメカニズムを解説。さらに、更年期世代の女性の事例を紹介し、もともと体の潤いが不足しやすい時期に激しい発汗を伴う運動を続けると、疲れやすさ、肌の乾燥、抜け毛など、老化を促進するような不調を招く恐れがあると警鐘を鳴らした。

急激に失われた潤いは、単に水を飲むだけでは補えないという。ロン毛メガネ氏は、大量に汗をかいた後のケアとして、気を補う「西洋人参」や、潤いを生み出す「梅干し」と「はちみつ」の組み合わせを推奨。「酸味と甘味を組み合わせると潤す力が生まれる」という東洋医学の知恵を紹介した。一方で、冷たい飲み物を一気に飲んだり、冷房の風を直接浴びたりすることは、胃腸を冷やし体調不良の原因になるため避けるべきだと語っている。

夏は自然な発汗で体温調節をすることが大切であり、無理に大量の汗をかく健康法に頼る必要はない。自分の体調や体質に合わせた無理のない養生を意識することが重要であると言えるだろう。

チャンネル情報

香港出身、在日16年。東洋医学・中医学の知識をもとに、睡眠、自律神経、更年期、メンタルケア、季節養生など健康に役立つ情報をわかりやすく発信。毎日を元気に過ごすための養生法をお届けしています。 ・ホンマでっか!?TV出演 ・書籍執筆5冊 ・メディア、雑誌監修作多数