娘を大学院に入れるため、教え子の院生に論文書かせる 元教授の67歳男に懲役3年6カ月の実刑確定 娘も猶予付き有罪【韓国】

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韓国で、娘を大学院に入学させるために教え子を動員した大学教授の実刑が確定した。娘も懲役刑の執行猶予が決まった。

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7月22日、法曹界によると、大法院(最高裁)1部(主審:チョン・デヨプ大法官)は、業務妨害などの容疑で起訴された成均館(ソンギュンガン)大学薬学部元教授の67歳男に対し、懲役3年6カ月を言い渡した原審を確定させた。

同じく裁判にかけられた男の娘には、懲役10カ月、執行猶予2年を確定した。

男は、大学院生の教え子たちが代筆した論文を娘の実績に仕立て上げ、娘を2018年にソウル大学歯医学専門大学院に入学させた容疑に問われていた。

男は2016年、大学生だった娘の研究課題のために教え子たちへ動物実験を指示し、翌年には実験結果をまとめた論文を執筆させた。

当該の論文はSCI(科学技術論文引用インデックス)級ジャーナルに掲載されたが、男の娘は実験に2〜3回立ち会っただけで研究報告書に名を連ね、さらには各種学会に論文を提出して入賞までしていた。

結局、男の娘はこうした実績を前面に出し、2018年にソウル大学歯医学専門大学院に入学した。

(写真=サーチコリアニュース編集部)

1〜3審の裁判所はすべて、男と娘を有罪と判断し、一度も言い渡した刑量を変更しなかった。

1審の裁判部は「2人の入試不正に関する犯罪は、公正な競争のために誠実に努力する多くの人々に虚脱感と失望を与え、我が社会が入試システムに対して抱いていた信頼と期待を裏切る結果を招いたため、その非難可能性は非常に大きい。多数の大学院生が精神的苦痛を訴えた」と糾弾した。

2審の裁判部も「教授の不当な指示を断りにくい大学院生たちに対し、娘のために各種実験や報告書の作成に加え、さらには研究データの改ざんまで指示した。犯行後、大学院生たちの証言を懐柔したり、彼らを告訴すると脅迫したりしたほか、犯行の責任を他人に転嫁するなど非難可能性が大きい」と指摘した。

大法院も「原審の判断に必要な審理を尽くさずに論理と経験の法則に違反して自由心証主義の限界を逸脱したり、法理の誤解、判断漏れ、理由不備などの誤りはない」と判決を下した。

なお、男は2019年6月に大学から罷免された。

ソウル大学側は2019年8月、男の娘の歯医学専門大学院への入学許可を取り消した。

男の娘はこれを不服としてソウル大学を相手取った訴訟を起こしたが、昨年3月ごろ最終的に敗訴した。

(記事提供=時事ジャーナル)