WRC 世界ラリー選手権】第9戦 ラリー・エストニア(デイ1/日本時間7月17日)

【映像】無念のリタイアもサス剥き出しで激走(実際の様子)

 WRCラリー・エストニアのデイ1が行われ、今季日本人として34年ぶりの優勝を果たしたトヨタの勝田貴元(トヨタ=33歳)は突然のタイヤトラブルに見舞われた。

 激しいハイスピードステージのなかで左フロントタイヤがバーストし、サスペンションが剥き出しの状態になりながらも激走するも無念のデイリタイアとなった。

 今大会、勝田はデイ1から過酷なアクシデントに直面することとなった。SS4でスローパンクチャーに見舞われると、続くSS6ではハイスピードの直線を走行中に突然のタイヤバーストが発生。左フロントタイヤは完全にバーストし、フェンダーやフロントバンパーが大破してサスペンションが剥き出しになった状態のまま、凄まじいスピードで激走を続けた。

 なんとかステージを走りきり、煙の上がるマシンの車内でインタビューに応じた勝田は、「どうしようもない。長い直線で突然タイヤが爆発したんだ。アクセル全開で走っていたら、左フロントが突然バーストした」と、コントロールの利かないハイスピード域でのトラブルを振り返り、困惑の表情を浮かべた。その後、勝田自らが電動インパクトレンチを手にし、ズタズタに引き裂かれたタイヤのゴムとホイールを外す作業を行う姿も捉えられている。

 このトラブルにより無念のデイリタイアとなった勝田だったが、チームの懸命な修復によりデイ2は復帰を果たした。挽回を期して臨んだデイ2では、SS8でステージ9位、SS9で同7位、SS10で同9位、そしてSS11では同5位をマークするなど、力強い走りで再びタイムを縮めている。アクシデントを乗り越え、走り続ける勝田だが、前戦終了時点でランキング2位だけに最終日にポイントをどこまで積み足せるかにも注目だ。(ABEMAWRC 世界ラリー選手権2026』/(C)WRC