被害者に送信された偽の身分証(山形県警察提供)

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庄内町に住む60代の女性が、警察官や検察官を名乗る男らから「あなた名義の口座が犯罪に使われている」などとうその説明を受け、現金や暗号資産あわせて約7275万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭っていたことが分かりました。

県警によりますと、庄内町に住む60代の女性は去年10月下旬、自宅の固定電話に「厚生労働省保険局のマエダ」を名乗る男から、「石川県の病院であなたの保険証が使われている」「個人情報が漏れているので金沢西署に被害届を出すように」などと電話を受けました。
その後、「金沢西署のオオシマ」や警察官を名乗る「クロカワ」、検事を名乗る「サクマ」などから連絡があり、「特殊詐欺グループが使っている偽造キャッシュカードの中にあなた名義のものがある」「口座が資金洗浄に使われている可能性がある」などと言われたということです。
女性はメッセンジャーアプリで身分証明書画像が送られてきたことから話を信じ込み、去年11月26日以降、暗号資産取引所に開設したアカウントで購入した暗号資産を指定されたアドレスに12回送信したほか、指定口座に2回にわたって現金を振り込みました。被害額は現金960万円と暗号資産約6315万円相当のあわせて約7275万円に上ります。
女性は1月19日を最後に相手と連絡が取れなくなり、その後テレビで似た手口の詐欺が紹介されているのを見て被害に気付いたということです。
県警は、警察官がSNSやビデオ通話で警察手帳や令状を示したり、捜査名目で現金の振り込みや送金を求めたりすることはないとして、不審な電話があった場合は家族や警察に相談するよう呼びかけています。